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今回は「二泊三日 伊豆ドライブ旅行の話➃」
前回、なんとか1日目を書き終えた。しかしながら、タイトルにもある通りこの旅行は二泊三日である。
つまりここから2日目と3日目が待っているのだ。毎月恒例の支出と収入の話も描きたいのだが。さすがにこれ以上先送りにすることは悪手であるという俺の理性のもと書き進める。
去年と比べて圧倒的にブログの投稿頻度が低くなったことで、閲覧数も徐々に減ってきている。
読まれるのは恥ずかしいが、読まれないと悲しいので、今読んでくれている変人たちを手放さないよう地道に記事を作成していこう。
そう心に決めた俺であった。
それではさっそく、2日目の朝にいってみよー。
朝の過ごし方のすゝめ
旅行に行った際、俺は打率10割の朝風呂バッターである。
そもそもお風呂というものが好きであり、加えて朝型なのだ。朝風呂に入らない選択肢があるだろうか、いやない(反語)
ということで。朝風呂キャンセル界隈の友人Aを布団に包んだまま部屋に監禁し、5時に起床した俺は朝風呂へと向かった。
がっつりと長風呂をかまし、6時半頃に部屋に戻った。
この時、すでにAが起きていたか否かは覚えていないが、7時前に散歩に出かけたことは記録として残っている。








一時間ほどの散歩を終え、朝から消費したカロリーを取り返すべく朝食会場へと向かう我々であった。
夏休みに同じくAと行った石川のホテルでは、朝食は付けずにコンビニで調達したのだが。今回は二泊とも朝食をつけた。
というのも。コンビニで買い食いしたときと比べても大幅に金額が変わるわけでもなく、その上楽でおいしいだろうという結論に至ったからである。
この日宿泊した伊東園ホテルでは、朝食はバイキング形式。早起き+散歩でお腹を減らしていた俺は小学生みたいな朝食を創作したのだった。


腹パンパンというかもはや腹パンマンへと昇華した俺。
白米とうどんとパン、そしてジャガイモという主食の異文化交流を胃袋で作り上げ、異文化コミュニケーション学部への編入を検討したところで出発の準備に取り掛かる。
出発
9時前に朝食を終え、10時に出発の予定だったが、意外と早く準備ができたため10時を待たずして出発した。
この日の運転は俺の担当だったため、損保ジャパンの自動車保険「乗るピタ!」に加入し(12時間650円)、Aの車に乗り込んだ。
そういえば。部屋からの景色を載せていなかったことに今気づいたので、貼っておく。

行先は不明
出発したのは良いものの、なんと出発時点では行先を決めておらず、とりあえず伊豆半島を南下することだけに従事してた。

俺が運転している間にAがめぼしい場所を探した結果、なんだか気になる占いのお店を下田に発見。
もともと下田には寄る予定、というか南下していけば自然と通る地域であり、我々の旅行に占いは定番だったので行先に決定。
この決定が、まさかあのような出来事を引き起こすとは、この時の我々には知る由もないのであった。
到着
途中、微妙に景観に配慮したセブンイレブンで飲み物を調達し、占いの館に向かった。
ただ、この占いの館はとんでもない急こう配かつ住宅街にあり、車での進行が難しかった。そんなとき。ちょうどよい空き地のような空間を発見したためそこに車を止め、歩きで向かうことに。
右往左往しながらなんとか占いのお店(というか普通の民家をお店と兼用している)を見つけ、恐る恐るインターホンを鳴らそうとしたとき、家中から5〜60歳ほどに見えるの女性が出てきた。
どうやら、自宅の前でうろうろしている怪しい男性2人組みを見かね、家から出てきたらしい。
以下、なんとなくの会話(覚えている範囲で)
女性「どうされました?」
我々「あのー。占いの館を探してまして…」
女性「ああ!占い!占いね!!」
女性「たまぁに来るのよね!今すっぴんだから少し待ってて!」
我々「分かりました。車で来たんですけど、どこ止めれば良いですかね?今、向こうの空き地のようなところに止めてるんですけど…」
女性「そしたら、ここに止めるところあるから15分後くらいに来てちょうだい。海なんか見てきたら良いかも!」
そんなこんなで、車を止めていた場所に戻る。
違法駐車で罰金2万!?
車を止めていた場所に戻ると。なんと驚き、我々の乗ってきた軽自動車の目の前に軽トラがビタ止めされていた。
バックのできない場所だったため、車を動かせない状態になっていた。
なにかのイタズラだと思った俺。ここでまさかの失言。
「うわっやられたあ」
を発動してしまう。
その瞬間
「なにが、うわやられただとーー?」
という声とともにたばこを咥えた具志堅用高に似た男性が近づいてきた。この時初めて、自分たちが何かをやらかしてしまったことに気づき反省モードに切り替える。
といえのも。どうやら我々の駐車した場所はとあるペンションの駐車場だったようで、この具志堅さん(仮名)はそのペンションのオーナーとのことだった。
ごっつりと説教を食らったあと、違法駐車の罰金として2万円を請求された。現金をあまり所持していなかった我々は、とりあえず今払える手持ちを渡す旨を伝えた。
絶望していた我々だったが、ここから奇跡の逆転劇が起こる。
謎の繋がりと奇跡の逆転
諦めて手持ちの現金を払う決心をしたその時、具志堅さんからとある疑問が飛んできた。
「てかお前ら、何しにこんなところまで来たんだ?」
というのも。この場所は特にこれといった観光地があるわけでもなく、ペンションや民家が並んでいるだけなのだ。具志堅さん(以下ぐっさん)の疑問にも納得だ。
占いの館があるので来た旨を伝えると、ぐっさんの目の色が変わった。
「お前ら。ちょっと面白いもの見せてやるからついてこい!」
なんだかテンションの高くなったぐっさんに連れられ、オーナーをしているというペンションの事務室までやってきた。
あまり詳しく書くのは憚られるが、要約するとそこで我々は先ほどの占い師が詐欺グループの一員であること。ぐっさんも詐欺の被害に遭いそうになったことなどを聞かされた。
そんな話を聴きながらなぜか仲良くなった我々は、海鮮のおいしいお店を教えていただき、お咎めなしで返された。
お咎めなしの理由としては「ガキども相手に金とるわけねえだろ」とのことだった。また、ナンバーカードからバレたAの地元に親戚が住んでいることも、許された要因の一つかもしれない。
そして何より。占いの館に行こうとしていたこと、そしてその占い師が詐欺グループの一員だったこと、その上でぐっさんがその占い師の存在を知っていたことが無ければ助からなかった。
奇跡の縁に感謝。
最後に名刺をもらい、車をどかしてもらった。
ちなみに、占いには行かなかった。
ほんとに気をつけます
様々な理由でお咎めなしとなったが、あの場で罰金を支払っていた可能性も十二分にあった。なんとか払わなくても良いという話になったことに感謝だ。
以後、ほんとに気をつけます。
ただし。後日調べたところ、私有地における無断駐車の罰金に法的拘束力はないとのことだった。民事裁判を起こされ、罰金が命じられればその限りではないが。
実際、その場合の金額は2~3万円が妥当とのこと。
つまり。金額としては妥当だったが、あの場で支払う義務は発生していなかったのだ。もちろん、公道で違法駐車をした場合は法的な罰金が発生することは忘れずに。
以下にその金額の表を載せておく(誰得)

とはいえ、とはいえとはいえ。違法駐車もとい無断駐車はしてはいけないことなのだ。それが公道だろうが私有地(私道)だろうが関係ない。
今回の我々の反省点は「そもそも無断駐車をするかもしれないという考えが抜けていたこと」またそれによって「駐車した場所がどのような空間なのか確認しなかったこと」である。
おそらく、今後の人生、この恐怖体験を通して無断駐車をすることはないだろう。
本当に勉強になったし、経験になった。
まじで怖かった。数年ぶりに人に怒られた気がする。
ほんとにすみませんでした。
やっぱりひと記事に収まらない
分かっていたことだが、やはり2日目も前半と後半で記事を分ける必要がありそうだ。
なにしろ、今回の記事からもわかる通り「濃い」のだ。
色々ありすぎた。ので、二日目の後半は次回の記事に引き継ぐことにする。次回もなかなか濃い予定なのでお楽しみに。
少しネタバレすると…
『飢えたカワウソに餌をやる、下田海中水族館』
『恋人と行かない恋人岬』
『ガソリンがなくなる⁉夕飯探しと石油危機』
なんとか四月中に書ききれるように努力します。
2025/4/15 4247字
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コメント
いい経験したね
ぐっさん元気かしら
いつかまた会いに行きます。
今度は客として、正式に駐車場を使わせてもらう予定です。