今回は「5泊6日富津合宿の話①」
先日、俺の所属する立教大学陸上競技部中距離パート名前長すぎの一部と立教大学陸上競技部長距離女子+競歩パート名前長すぎの合同で合宿が行われた。
タイトルからお察しの通り、開催場所は千葉県富津市。

分かりづらい人のためにもう少し拡大すると…

さらに拡大すると…

主に富津岬のランニングコースを使用して練習を行った。
そんな5泊6日に及ぶ富津合宿だったが。どのような思いで何をしていたのか、忘れないうちに記録しておく。
それではさっそく。
概略
さっそくとは言ったものの、まずはこの合宿にの概略を記そうと思う、以下に(倒置法)
詳しく話すとと長くなってしまうのだが、この合宿はもともと長距離女子パート(以下長女)と競歩パートのみで行われる予定だった。
しかしながら、のっぴきならない理由が重なった結果、我々中距離の一部(正確には20人中11人)が参加することに。
残りのメンバーのうち、6人が3月に鹿児島で合宿を行う予定だ。なんで2つの合宿に分かれることになったのかについては、簡単に説明すると方向性の違いである。
難解に説明しても方向性の違いかもしれない。ともかくなんだかんだあって中距離全員での参加とはならなかったが。二年生の先輩がたを中心に、中距離の富津合宿は進行した。
期間は2月4日から9日の6日間。4日は午後から、9日は午前までと考えると丸5日間と表現することができる。
夏の合宿が4泊5日だったことを考えると、シンプルに1日増えたという感じだ。
宿泊先は「横田屋旅館」さん


朝昼晩のおいしいご飯や1日中入ることのできる大浴場に加え、従業員さんの暖かい対応に大満足。ぜひプライベートでも宿泊したいくらいだった。
ねらい
今回の合宿における全体のねらいはいくつかあるのだが、最も重きを置かれていたことが「距離を踏む(長い距離を走る)」ということ。
1日中陸中競技に浸ることのできる日が6日間も連続している期間というのは、合宿以外ではめったにない。
そんな合宿ならではの特徴を生かし、冬季練習の仕上げとしてしっかりと距離を踏むことがねらいだった。
また。富津合宿は1・2年生が主体だったこともあり、来年度の新体制を見越してのチームビルディングも視野に入れていた。たぶん。
さらにさらに。普段の練習ではあまり深いかかわりのできない、長女や競歩のチームメイトとの交流という意味でも良い機会だと感じていた。
俺の話
隙あらば自分語りを挟んでいこうと思う。というのも、今回の合宿を俺視点で語るには、俺自身のコンディションについて言及しないわけにはいかない。
さっさと位置に目を書き始めというせっかちな読者を横目に、さかのぼること1月の19日。先日の記事「1月の話後編」でも書いたが、この日にアキレス腱炎というスポーツ障害を発症していた俺。
そこからずるずると痛みを引きずり、走っては痛め、休んでは痛みを引かせ、そしてまた走って痛めるという無邪気な絶望を身にまとっていた。
合宿前、最後に走ったのは1月の28日。合宿1日目の2月4日には痛みこそ引いていたが、それでも「走ったらまた痛むのでは」という一抹の不安を抱えていた。
この怪我の難しいところは、痛みがちゃんと引くこと。一見「なにが難しいの?いいことじゃん」と感じてしまうが、しかしながらこれが厄介。
痛みが引く=治っている
のではなく、痛みが引いていても走ると痛みが再発してしまうのだ。そして、たちが悪いことに走っているときはあまり痛みはなく、走り終わった後に痛む。
つまるところ。いつ完治したのかが分からず、どのタイミングで走ってよいのか分からないのだ。
そんな、なんとも言えないコンディションを抱えた富津合宿が幕を開ける。
1日目(前半)
ようやく一目にこぎつけたが、おそらく本記事は2日目に進めないことを予言しておく。完結は良くて次の記事、3つの記事にまたがる可能性も十二分にある。
そんな保険をかける暇があったらさっさと書けという鬼畜読者の声に従い、1日目の朝に時をさかのぼる。
合宿1日目の朝、すなわち2月4日はもちろん見覚えのある天井を観ながら目覚めた。当日の俺に支度のすべてを託して寝た昨夜の自分に憤慨しながら起床。
託したのそのはず、この日の集合は14:45に青堀駅という謎の駅。俺の最寄り駅からは乗り換え3回の2時間半とはいえ、それでも朝には余裕がある。
11時の電車に乗れば間に合うとのことで、ゆったり支度をし、9時半に家を出る。
勘違いしないでほしい。決して家から最寄り駅まで1時間半かかるわけではない。この日、朝に時間があったので、接骨院に寄り、施術とテーピングをしてもらってから向かったのだ。
そのため、9時半に家を出た。とはいえ、さすがに余裕を持ちすぎた結果、途中の駅で待たされたことは内緒にしておく。
そんなこんなで。なるべく万全な状態で集合場所(青堀駅)に向かった。
一本逃したら一時間遅刻という緊張感の中、無事全員予定時刻に到着。長女の3年生の先輩がチャージ不足で駅に取り残されるというハプニングもなんとか乗り越え、富津合宿開始のゴングが鳴った。

1日目(後半)
青堀駅とかいうふざけた駅に集合したのち、宿の送迎バスに乗り込み、いざ宿舎に。
ちなみに、この送迎バスはそこそこ大きいのだが、本来の予定にない中距離の参加によりパンパン。キャリーケースを載せると補助席を全開にしても窮屈になってしまった。
なんだか、多方面に謝罪と感謝をしたくなった記憶がよみがえる。
宿舎に着くや否や、さっそく自分の使う部屋に移動し、荷物の整理を行う。俺の部屋は4人部屋であり、ミーティングを行う部屋と隣り合っているというか、もはや扉で仕切られているだけの謎部屋。
そしてその扉には錠が無く、セキュリティがばがば部屋でもあった。しかしながら、どの部屋も隙間から手を入れれば鍵を開け放題という狂った設計だったこともあり、そこまで気にならなかった。
ここだけの話、俺の部屋では一度もカギをかけていない。ここだけの話だが(2回目)
荷物の整理、そして各自昼食を済ませ、15:30から練習開始。とはいっても、初日は移動の疲労も考えてジョグのみ。
ペースごとにグループを作り、俺はリハビリもかねてゆっくりの集団に混ざる。メンバーは中距離の1年男子4人と長女のパートチーフ(3年)を合わせた5人。
大さじ一杯の有酸素に適量の自己紹介を加え、合計8.4km(5.6kmコースと2.8kmコース)のジョグを行った。
皆さん注目の俺の左アキレス腱だが…☆痛みなし☆
とはいえ、油断は禁物ということで入浴後のアイシングは欠かさずに行った。
豪華な夕食をいただいた後、合宿のメンバー全員でミーティングを行い、共有事項を確認。その後中距離のみのミーティングにて、各々この合宿における目標を発表した。
俺は「けがを抱えながらの合宿になると思うので、自分の足と相談しながらポイントを押さえて練習に向かいたい」的なことを言ったり言わなかったりした気がする。たぶん。
次回予告
1日目のジョグはなんとか痛み無くこなした俺。夜になっても特に痛みを感じることはなかった。
得意の楽観視が発動しそうになる中、小さじ一杯の期待と大ジョッキ一杯の不安を抱えて明日を迎えるのだった。
次回!!
「希望の目覚めとやけくその朝練」
「孤独の浜と砂まみれのタバタ」
「蛮勇のクロスカントリー」
デュエルスタンバイ!
p.s
1週間前の出来事であり、特にこれと言ってメモ等もしていなかったので自分の記憶頼りで書いています。割と間違っていることもあるかもしれませんが、ご容赦ください。
2025/2/11 3429字
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