PB&関カレ標準突破だが、手放しで喜べない。(2025/10/12 第18回wttk田園クラブ中距離記録挑戦会 800m)

大会記録

まずは動画から

2レーン(某Bくんは1レーン)

本日は「結果報告の話」

先日出場いたしました、第18回wttk田園クラブ中距離記録挑戦会男子800mの結果を報告させていただきます。

山崎遼平 1’54″81

PB!
☆組4着
☆関東インカレB標準突破記録
☆東京都選手B標準突破記録

(手動lap)
26″32
27″76/54″08
29″66/1’23″74
30″66/1’54″40

 まず初めに、ビデオ撮影やタイム計測をはじめ、レース後のアイシング等サポートに徹していただいたSさん、Y、他パートながら応援に来てくれたS、もうじきミドルに入隊するY、応援サポートに来てくれたやYさん、H、T、そして日頃コーチングをしてくださっているMコーチに感謝申し上げます。なお、ペースメーカーの方や、記録会の開催、運営に尽力してくださった全ての方々に、重ねて感謝申し上げます。

 さっそくレース内容に入りたいと思いますが、記録会の前に作成した「レースでやることリスト」を参照しながら反省点、そして評価できる点を洗い出します。

☆レースでやることリスト☆

①最初の加速でビビらず、2.3番手でレースを進める
②体を大きく使い、500まで無心で前についていく
③500から力まず、550からリズムを上げるイメージ
④某Bくんがペースアップしたら、リズム合わせる
⑤ラストは無理矢理にでも動かす(ただし、動きは大きく崩さない)

◎関カレ標準(最低でもB)を突破し、絶賛失い中の自信を取り戻す

 

①最初の加速でビビらず、2.3番手でレースを進める

 これは解説をするまでもなく言葉のままであり、スタート直後の加速で臆さず、ペーサーの後ろ、最低でも集団前方でレースを進めるといった目標でした。

 動画を見てもわかる通り、この目標は無事達成したと言って差し支えないと思います。後方で走って良い記録を出すビジョンがなかったという危機感もあり、きちんとペーサーの後ろに張り付くことができました。

 

②体を大きく使い、500まで無心で前についていく

 動画を見る限り、そこまで「悪い!」と一喝するような動きではありませんが、同じペースで走っている選手と比べて“頑張って”動かしている感じが否めません。

 某Bくんの動きを参考にしてみると、腕振りはコンパクトながら下半身は余裕を持った動きで大きく使えていることが分かります。

 ずいぶん前から腕振りに対して課題を抱えていることもあり、一緒にポイント練習をする中でヒントをもらい、あわよくば良い動きを盗んでいきたいです。

 また、500までペーサーについていく中で、ひとつ自分の苦手とする展開が浮き彫りになりました。それはハイペースからのペースダウン、そしてもう一度ペースアップする展開です。

 もちろん、そんな展開を好きな人間など限られますが、今回はそれが顕著に出ました。というのも、元々ペーサーの方は400mを55秒を切るくらいで通過する予定とおっしゃっていましたが、実際は53秒後半で通過し、私は54秒フラットで通過しました。

 おそらく、速くなってしまったタイムを調整するためだとは思われますが、400mを過ぎたあたりで数メートルぐっとスピードを落とし、また450あたりからスピードが上がりました。

 このペース変化が地味というか派手にきつく、乳酸の蓄積を強く感じました。ただ、実際ラウンドを想定するレースでは容易に想像できる展開でもあるため、「苦手だから」と切り捨てるわけにもいきません。

 変化走等でそれらのペース変化への耐性をつけるとともに、そもそもの基礎的な閾値の向上や乳酸耐性に磨きをかけます。地道な道のりが必要となりますが、まだまだ伸びしろだらけのわが身ですので、コツコツやっていきます。

 

③500から力まず、550からリズムを上げるイメージ

 先週の水曜日に行った600に準拠し、ペーサーの方がいなくなる500から力んでペースを上げるというより、550あたりからリズムを挙げて徐々に加速するとう目標でしたが、これは実力が及ばず、リズムアップは叶いませんでした。

 原因というほどの原因はなく、ただただ足が重くて動きませんでした。先に述べたペース変化による疲労もありましたが、400mの通過が54秒フラットという、山崎史上過去類を見ないタイムだったことが分かりやすい理由だと考えられます。

 ただ、かといって関東新人の時のような500からの力みはなく、ラスト200における大幅なペースダウンはありませんでした。これはひとつ、わずかながら評価できる点ではないでしょうか。

 

④某Bくんがペースアップしたら、リズム合わせる

 動画を見た人はこんなこと書かなくても分かりますよね。できませんでしたよ。

 ラスト200のコーナー目前で抜かされ、ただただ離されました。ここ最近の練習でも一度抜かされると追いつけないことが多く、今回のレースで決定的に力の差を感じました。

 実際タイムにも明確な差をつけられましたが、まだまだ1レースで覆すことのできる差だと考えている節もあります。今後は、若干格上の練習相手として、寝首を掻く準備をしていきます。

 

⑤ラストは無理矢理にでも動かす(ただし、動きは大きく崩さない)

 この目標に関する評価は少々難しいものがありますが、137点満点で41点といったところでしょうか。というのも、無理矢理にでも動かすことはできなかったものの、最低限の身体コントロールはできていたと考えているためです。

 「無理矢理にでも動かす」というのは少々説明が難しい話です。もちろん、全力で走ってはいるのですが、乳酸耐性の低さから「動かしきれない」感覚があるのです。某関東新人では、この動かせない感覚に加えてフォームもガタガタ改めガッタガタでした。

 その点、今回は最低限フォームを保った状態でラストのホームストレートを走ることができたように思います。もちろん、崩れていることには崩れていますが。

 中距離種目は乳酸(正確には水素イオン)との戦いとも表現することができます。乳酸の分泌を抑制するために閾値の向上などがその対策として真っ先に思いつくかもしれませんが、同時に乳酸が出た状態でも「動かせる」能力を引き上げる必要があります。

 この両側面からのアプローチを地道に行いたいという、おなじみのセンテンスでお茶を濁したいと思います。

 

◎関カレ標準(最低でもB)を突破し、絶賛失い中の自信を取り戻す

 書いてある通り最低ではありますが、この目標は達成できたと言ってよいです。9月に行った2レースで58秒台と59秒台を叩き出し、7月に出した自己ベストはまがい物だったと感じました。

 生後1か月から20歳(生後241か月)まで、常に自信満々で過ごしてきた私でしたが、この1か月はさすがに落ち込むことも多かったです。今回、色々言いたいことはあるものの、まだ自分が成長していることを確認できて良かったです。

 しかしながら、同じ組で走った後輩BBYOくんにボコボコにされており、あまつさえ関東インカレのA標準を先に突破されてしまいました。自信を取り戻したと同時に、新たに自信を奪われたのです。

 このことを良い刺激とし、今後の励みにしたいです。したいです…

 

今後の展望

 今シーズンも残すところ数レースとなり、800mのフラットレースは多くても2レースだと思われます。曲がりなりにもB標準を突破した今、目指すべきは3枠に入ること、ではなくA標準の突破です。

 できることは全て行い、最後まであきらめずに食らいつきたいと思います。よろしくお願いいたします。

以上です。
失礼いたします。

 

2025/10/14 3780字

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