勝手に過去にしちゃうよね。(社会問題の話)

ひとりごとシリーズ

今回は「社会問題の話」

「なんだか、いつものくだらない話とは違いそう…」

そんな声が聞こえてきそうだが、身構える必要はない。なかなかつまらなそうなタイトルなので、おそらくこれを読んでいる人は、このブログの常連さんだろう。

どんな記事でも許してくれそうなので、少しいつもと毛色は異なるが気にせず書いていこうと思う。

それでは本編へ。

パレスチナ問題

ここ1年の間。ガザ地区の襲撃事件をニュースで見ていない人はいないだろう。

おそらく、テレビでもネットニュースでも一度は見た記憶があると推測できる。そのとき、皆さんは何を思っただろうか。

きっと様々な感情が生まれたことだろう。

かくいう俺も、とんでもないことが起こっているのだと感じた。そして現在、大学の講義で「パレスチナ問題の歴史と現在」を受講し、ガザ地区の戦争について学んでいる。春学期は「グローバル社会での平和構築」にて、世界中で起こっている問題について学んだ。

先ほど、「戦争」という言葉を使った。ときどき、「自分が生きている時代に戦争は起きてほしくない。」という意見を耳にするが、そもそも戦争は世界でずっと起こっている。

もちろん、自分に直接的に関係する戦争のことを表しているかもしれない。それでも、世界では戦争が起こり、当たり前のように人が殺されていることを知る必要がある。かもしれない。

「なにか寄付をしよう」とか「現地に行って支援をしよう」とか、そんな大げさなことを言っているわけではない。

私たちのように、今現在戦争に巻き込まれる状態になく、好きなように寝て起きてご飯を食べて学ぶことのできる恵まれた国で生活している人間は、世界ではどのような問題が起こっているのか、理解する義務があるように感じのだ。

これは一種の「ノブレス・オブリージュ」ではないのかと…

この「ノブレス・オブリージュ」という言葉。俺は高校三年生の現代社会の授業のガイダンスで初めて出会い、とても印象に残っている。

忘れている人、初めて聞いた人はぜひ調べてみてほしい。

勝手に過去にする

先述の通り、この1年以内にガザ襲撃のニュースを見ていない人はおそらくいない。

とはいえ、最近ではあまり頻繁に話題になることはない。マスコミからすれば、そのとき最も人の関心のあることを報道したいので、同じよう内容をニュースにし続けるわけはない。

世の中では様々なことが起こっているので、これは仕方がない。

さて、昔話題になっていたことが、一定期間ほとんど目にも耳にも入らないとどうなるだろうか。

それはもちろん、自分の中で過去のことになってしまう。自分の中で、なんとなく終わったことになってしまうのだ。

もしかすると、事実としては「まだ解決はしていない」と理解しているかもしれないが。多くの場合、一時期問題として取り上げられていたものが報道されなくなると、「解決した」ように感じてしまう。たぶん。

「そんなことはない」と言える人は素晴らしいと思う。俺は夏休み中、ガザ襲撃のニュースを久しぶりに見たとき、不覚ながら「そーいえば、まだ続いてたのか。」と思ってしまった。

我ながら恥ずかしい限りだ。

このとき、自分の中で勝手に過去にしたくないと考え、一度パレスチナ問題について調べた。さらに、ちょうど秋学期の授業でパレスチナ問題に関する講義があったので、今現在、より詳しく学んでいる最中。

過去じゃない

ここまでの話からお察しの通り、パレスチナ問題はリアルタイムである。それどころか、情勢は悪化の一途をたどり、医療崩壊にまで及んでいる。

イスラエル軍は、ハマスが使用していると思われる救急車を狙って攻撃していることをご存知だろうか。その救急車には、一般人が乗っているのだ。

考えられるだろうか。「ハマスが使用しているかもしれない」という理由で、一般人が乗った「救急車」にミサイルが撃ち込まれている現状がある。

過去じゃなく、現在我々が学校で勉強している時間に。戦争が起こっているのだ。

我々ができることは少ない。ほとんどゼロに近い。だからこそ、「知る」ことが今求められている。と思う。たぶん。

先述の通り、寄付や支援は個人の自由。やってもやらなくてもいい。でも「知る」ことは、恵まれている我々にとって一種の義務として捉えてもよいだろう。

あくまで俺の私見ではあるので、もちろんどのように考えるかはあなた次第だが。

まとめ

今日は、高校時代の現代社会の授業を思い出しながら少々熱く語ってしまった。

まずは問題を理解すること。今回は、世界規模での話だったが、日本国内でも同じことがいえる。

国内の話になると、我々は民主主義国家の下、選挙権を与えられている。つまり問題を知り、その問題解決を目指す人に投票することで、間接的ではあるが日本の未来に関与することができる。

もちろんそんなに単純な話でもないのだが…

ぜひ皆さんも、国内外の問題に目と耳を傾け、問題の認知から始めてみてはいかがだろうか。

2024/10/14 2188字

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