本日は「2025年夏合宿の話③」
前回(といっても大会報告を挟んだが)に引き続き、今年の夏合宿について書いていこう。
このシリーズも③まで来てしまったわけだが、当初のひと記事で最終日まで書き切るという儚くも虚しい夢は無に帰した。
ここからは、ひと記事で進むのは1日分で良いが、その分コンパクトで読みやすく、その上高い頻度で投稿しよう。
そう思っていた時期が、僕にもありました。とはならないよう、なんとかかんとか頑張る。ので。ぜひ最後の記事の最後の一文字まで楽しんでほしい。
それでは本編いってみよ〜
3日目(朝①)
この日、Extraordinary Morning Training 通称朝練のために5:30頃に起床した俺だったが、前日の朝とは大きく異なる点があった。
何を隠そう。それは睡眠の質であった。

これだけでは分かりづらいという、至極まっとうな読者の意見に寄り添い、比較対象として前日の睡眠も載せておく。

身体一つで戦う陸上競技にとって、睡眠の質が非常に重要というのは言わずもがな、まして合宿という期間においては、今どき令和生まれでも自明の理であろう。
とまあ、格好つけた文章を書いたものの、畢竟「睡眠って大事だよね☆」ということである。
この宿舎2度目の睡眠ということで、早くも身体が順応してきたことや、ポイント練習でごっつり疲れていたことが要因だと考えられる。
3日目(朝②)
そんなこんなで。前日より質の高い睡眠を確保し、この日の朝練へと向かった。
朝練の内容は前日と変わらず、起伏のある5kmのコースを走り抜けた。

相も変わらずの涼しさで、地厚のロンタイを持ってきて正解だった。ぜひ来年も忘れないでほしいと、未来の俺に願っておく。
朝練後はシャワーで身体を洗濯し、朝食の時間まで身体を休めた。
小休憩の後、例のごとく美味しいご飯をいただいたわけだが、毎度おなじみ席順は以下の通りである。

一見、ただのひと癖効いたおもろいお題でしかないが、その実はステルス陰キャ判別装置である。
あくまで俺の偏見でしかないが、やはり陽キャというカテゴリに分類される方々のほうが写真をたくさん撮っているだろう。
もちろん一概に断定できるわけもないものの、やはり外に遊びに出かける頻度が多いと考えられる陽キャの皆々様は、写真を撮る機会も多いのではないだろうか。
ただ、俺はブログ関係でよく写真を撮るので、やはり一概に言うことはできないようだ。

ブログで写真を撮る機会の多い俺でも8000枚程度であり、合宿の場では1万枚を超えるプレイヤーも多く、自分がインドア派であることを思い知らされた。
あくまで陰キャではなくインドア派である。お間違えないように。
3日目(午前練習)
朝食後の休憩を挟み、10:30から午前練習が開始された。といっても、2日目の午前と同じく動きづくりがメインだが。
さらに、解説のあった2日目とは異なりスムーズに事が進んだため、あっという間に終わってしまった。
午前練習くんには申し訳ないが、ほんとうに書くことがない。おそらく、自分も合宿に行ったのにこの記事を読んでいる陸上部の美男美女たちなら分かるだろう。
どのくらい書くことがないかと言うと、第1回のガイダンス授業で書かされるリアクションペーパーくらい書くことがない。
強いてひねり出すとすれば、2日目の際にはよく分からなかった手と脚を連動させるスキップのやり方が分かって俺ニッコリという話である。
やはりそれ以上書くこともないので、話を午後に移そうと思う。
3日目(昼)
午前練習後は、大して汗もかいてないのにシャワーを浴び、12時から昼食をいただいた。なお、恒例の席順は以下の通りである。

朝食に引き続き、程よくセンスのあるお題となっているが、その実は田舎住みを洗い出して迫害するシステムの一環にほかならない。
ああ恐ろしい。大都会と称される調布に住んでいてほんとうに良かったと、この時ほど感じたことはない。
このような妄想も虚しく、ただそこで生まれたというだけの区民や、“地方”の大都市民にいじめられ、笑顔で取り繕いながらも心でむせび泣く時間を過ごした。
そんなこんなで昼食を終え、3時間ほどしっかり休憩した我々は、午後練習へと向かうのだった。
3日目(午後練習①)
午後練習は“距離走”だった。
無知を無知とも思わず、与えられるだけの娯楽と課題に身を委ねている読者の方々から「距離走ってなーに?」という可愛い疑問がストレートで投げかけられそうである。
距離走とは、簡単に言えば「長めの距離を一定ペースで走るトレーニング」だ。
相変わらずの簡単な説明に我ながら惚れ惚れすることについては触れずに、さっさと練習の話に歩を進める。というか走を進める。
この日、距離走は2つのグループに分かれていた。1つは4’10/kmのペースで走るグループ、他方は4’20/kmのペースであり、距離はともに4kmのコースを4周、つまり16kmの予定だった。
ロングランが苦手なオレっち(キャラ変)は後者を選び、それでも16kmは走るつもりだった。
与えられた文字情報をただ受け取るのではなく、接続詞や名詞から次にどのような文章が来るのか無意識あるいは意識的に思考している有能かつ美男美女の皆さんなら気づいているだろうが。
俺はこのメニューを完遂していない。“していない”というのは少々ずるい表現かもしれない。正確には“できていない”かもしれない。
かもしれない運転でいくぜ。

3日目(午後練習②)
どう完遂できなかったかと言うと、3周つまり12kmで自主退場したのだ。

最も大きな理由としてはケガ予防のための調整だが、そんなものはていのいい建前であり、その実は普通にきつかったからである。
たしかに、きつい状態で無理することでフォームが崩れ、怪我のリスクが高まるというのは間違いではないものの、気持ちを強く持って頑張れば、残り1周は決して難易度の高い話ではなかった。
ここは、合宿において自分の弱さが顕著にでた場面のひとつだった。高校時代の競歩でメンタルは鍛えたつもりではあったが、どうやらまだまだのようである。
同じく12kmでフィニッシュした同期と流しを数本した後宿に戻り、ひとつまみの悔しさを噛み締めながらアイシングをした。
3日目(夜)
タイトル通りがっつり妥協した午後練習だったが、脳みそにFlower Gardenを抱えている俺はすっかり切り替えていた。
というか、そんなことよりその日の夕食で何が出るか考えるのに頭を使っていたというのが事実である。我ながらハッピーハッピーな脳髄である。
アイシングと風呂を済ませたら、小休憩の後お楽しみの夕食の時間となった。そして、みんな大好き席順は以下の通りだ。
これまでの流れであれば、ここにラインのスクリーンショットでも張り付けているわけだが。しかし残念、なぜかこの日は席順に関するコメントが残っていなかった。
おそらく自由席だったのだろう。いくらIQが200ある俺でも、さすがに20日前の席順の内容など覚えていない。

語るまでもなくおいしい夕食を済ませ、20時からは毎夜恒例のミーティングなるものが始まった。
※ここからはすべて書ききって投稿寸前になった俺※
なんと、投稿寸前になって気づいたが、この日はBBQだった。
そりゃまともな席順などないわけだ。上記の文章を書き換えても良かったが、それはめんどくさいというかもったいない気がしたため、追記という形で書かせてもらおう。
席順はないと書いたものの、実は学年ごとに固まるような席順だった。これまで、学年や性別がバラバラになるように書いていただけに、敢えての計らいだったのかもしれない。
しかしその結果、同学年の男子で集まってしまい、それはそれは悲惨な集会が完成してしまった。BBQの一口目はスイカという無残なものであり、人生初スイカでご飯を食べるという屈辱的な体験も強いられた(自主的)
その後、なんとか人が焼いてくれた肉にあやかることができ、なんとかメンタルを回復させた上、人に焼いてもらっているという罪悪感がスパイスとなり、非常に美味なものとなった。
最後は罪悪感に耐えかねてトングに手を回したが、肉焼かないキャラを定着させようとする先輩に阻まれるなど、なかなか手ごわいBBQを堪能した。
BBQ後は花火大会が開催された。花火大会など、俺の住む世界とは縁のないものだったので、手持ち花火ではあるが非常に興奮した。
BBQでほとんど置物だった罪悪感から、花火の梱包を解いてゴミをまとめるという仕事に従事したが、仕事をしている時間は「俺もここにいていいんだ…」という安心感に包まれて幸せだった。
線香花火を束ねて遊ぶという外道中の外道な遊びも行われ、私立の幼稚園に通うぼっちゃんであれば鼻血を出して卒倒していただろう。
フィナーレは、我らがパートチーフが自ら点火する噴射花火だった。

隅田川の花火大会と比べればしょぼいなんて話ではないが、あまり大人数のイベントごとが好きでない俺からすると。
「今年の花火大会はこれでいいや」と十分思える代物であった。
※これにて追記終了※
ミーティングでは正直、議題に上がった内容はほとんど覚えていない。
たしかに覚えていることとしては、翌日の行程の確認や練習メニューのすり合わせなどだ。ただ、それすらも詳しくは覚えていない、残念な生き物図鑑筆頭候補な俺であった。

4日目に続く…
3日も無事終了
なんとか3日目も書き終わった。
冒頭にて、ひと記事に一日しか進まない代わりに投稿頻度は高くすると書いていたが、どうやら真っ赤な嘘だったらしい。真っ赤も真っ赤、真紅な嘘とすら表現できる。
旅行や競技会など、言い訳は脊髄反射で出てくるが、何を言ったところで言い訳は言い訳であり、して良いわけもないのでしないでおこう。
次回は4日目となるが、4日目は抜きの日なので書くことは少なくなるかもしれない。
つまりは早めに投稿できる可能性が高い。早めというのは相対的な評価であり、それがみんなにとって早いかどうかは知ったことではないということは内緒にしておくが。
こんな文章で良ければ、気長に待っていただけると大変うれしい限りだ。
それではまた。
2025/9/18 4905文字
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