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今回は「二泊三日伊豆ドライブ旅行の話⑤」
軽犯罪に手を染めかけた前回に引き続き、伊豆旅行の記録を記していこうと思う。
無断駐車によって2万円を請求されかけ、なんとか許された我々だったが、冷や汗だらだら心臓バクバクの状態で車を運転するわけにもいかず、一旦コンビニの駐車場での一時休戦を選択した。

興奮した心を落ち着かせるため、カルピスを飲みながらミルキーをなめた。辛酸をなめた後になめるミルキーは甘かった。
どのくらい甘かったかというと、久しぶりにひ孫に会ったおばあちゃんくらい甘かった。
なんとか落ち着いたのち、新たなる目的地を目指して車を発進させた。
下田公園
なかなか刺激的なイベントを乗り越えた我々にとって、安らかな場所を目指すことは全くの必然だろう。
てなわけで。次に目指したのは「下田公園」であった。

何の変哲もない、ただの大きい公園だ。しかしながら。一つ特徴として、公園を進んだ先に「下田海中水族館」なるものがある。
この水族館を目指しながら、桜の咲く公園を散策した。
以下に、公園内の写真を載せておく。





皆さんにとっては前回の出来事だが、我々にとって無断駐車を具志堅似のおじさんに説教されたのはつい数十分前のこと。
そのため、穏やかな公園の雰囲気に癒されたのは言うまでもない。工事をしているおぢさん達にも挨拶され、とても気持ちの良い時間を過ごすことができた。
ありがとう。下田公園。
下田海中水族館
癒やしの下田公園を抜けた先には、前述の通り「下田海中水族館」というよく分からない水族館がある。
↓水族館といえばこちら↓
だいぶ前に書いた記事の宣伝もそこそこに、この下田海中水族館の簡単な説明を行うと。
「別に普通の水族館」である。
もちろん、その名の通り海中っぽさを感じるエリアもあるのだが。基本的に一般的な水族館と考えていただいて差し支えはない。
勘違いしてほしくないのは、だからダメと言っているわけではなく、あくまで普通の水族館だったというだけということ。
普通の水族館が好きな我々としては、十分楽しむことのできる場所だったのだ。
こんな感じ












何の変哲もない水族館だったが、何の変哲もなく楽しむことができた。海中水族館と名乗るだけあり、海中感のある水槽もあった。
下田を訪れた際には立ち寄ってみるのも悪くないかもしれない。ただし、入館時に半強制的に撮られた記念写真を1500円で売るビジネスには、首を縦に振ることはできなかった。
サービスだと思った純粋な俺の心を返してほしい。
下田バーガー
水族館を堪能した我々は、極限の空腹状態に陥っていた。というのも、水族館を退館し車に戻ったとき、時刻はすでに13時半を回っていたのだ。
水族館までの道のりでもあった下田公園は起伏も多く、午前中の無断駐車事件も相まって精神・肉体ともにカロリーを消費していた。
そんな限界状態で選んだ昼食は「下田バーガー」
下田バーガーと言われてもピンとくる人は少ないかもしれないが、実は「ゆるキャン△」というアニメでも出演したのことのあるちょっぴり有名なハンバーガーのお店なのだ。
しかも近い。車を10分ほど走らせたのち、あっさりと到着。

下田バーガーというのは店名でもあり商品名でもある。使われているメインの食材は肉ではなく金目鯛だ。それもそのはず、下田は金目鯛の水揚げ量日本一を誇っており、誰もが認める特産品なのだ。
そんなこんなで。俺は迷わず下田(金目鯛)バーガーを注文。特産品などに惑わされず欲望のまま食べたいものを食べるAは、アボカドシュリンプバーガーを貪っていた。

金目鯛のハンバーガーを食べたのは初めてだったが、なかなか美味しかった。ただし、観光地ということもあり、しっかりと搾り取られた(1500円)
一度食べる分にはたいへん良いと思うが、侍マック約3つ分と考えると少し財布のひもがきつくなってしまう。とか、そんなことは考えずに次の目的地に向かおうと思う。
恋人岬
下田バーガーで腹を満たした我々が次に向かったのは「恋人岬」
おそらく、下田海中水族館よりは有名なのではないだろうか。その名が表す通り、カップルに大人気の観光スポットである。
AIも言っているので間違いない。AIは絶対にミスなどしないのだから(盲目)

伊豆半島の西部に位置しており、伊豆の観光地の一端を担っている。

さらっと下田から恋人岬に話題転換したが、下田は伊豆半島の南東部にあるため、割と移動している。半島の外側をぐるっと回る計画もあったが、さすがに時間がかかりすぎるとの判断で、中央の大自然を突っ切ることに決定。

山の中を走ることになり、少々坂に苦戦したが、1時間半ほどかけて無事に到着した。
到着したとは言っても、駐車場から恋人岬まで15分ほど歩かなくてはならず、その上全くの逆方向に進んでしまった我々は、なかなか本物の恋人岬に着くことはできなかった。

その後、看板猫との出会いも済ませ、なんとか到着。





平日の昼間ということもあり、驚くほど人はいなかった。幸せそうなカップルを見なくて済んだという点において、こちらとしては願ったり叶ったりではある。
その後、今まで恋人岬に来たカップルが残した、非リア殺しの絵馬を眺め、お土産を購入し、その場を後にした。





さらば恋人岬。
次は恋人と来たいものだ。
とりあえず滝見るかー
大小12,000を超える滝を保有する日本。たしかに、どの県に旅行してもどこかしらに滝はある気がする。
ここ伊豆半島でも例外ではなく、数多の滝が存在している。てなわけで。俺自身そこまで滝に興味があるわけではないが、もしかすると八田與一が滝行をしている可能性もあるため、観光というか観察することにした。
今回冷やかしに行った滝は「浄蓮の滝」

またもやさらっと移動したが、当然のように一時間近く運転している。
到着後、駐車場に車を止めたのち、友人Aがあることに気が付いた。どうやら相席食堂という番組にて、狩野英孝がわさびラムネを飲む伝説回のロケ地だったらしい。

滝はもちろんのこと、どうやらわさびでも有名のようだ。我々以外の観光客は、人がいないことをいいことにいちゃつくカップルが一組いるだけだった。




なんだかんだ味のある、香ばしい観光地に認定し、一日中遊びつくした我々は今夜宿泊予定の宿に向かうことにしたのであった。
ガソリンがねえ
もう少しで帰れると油断した先にトラブルは発生した。
ガソリンが少なかったのだ。
とはいえ、宿に帰る分は問題なかった。が、明日の分は確実に足りなかったため給油することが閣議決定。
最寄りのガソスタは定休日だったため、少しの遠出を余儀なくされた。
ガソリンスタンドに定休日という、ある程度の都市部であれば信じられない驚き、働き方改革に感心するとともにブちぎれながら、もう一つ遠いガソスタへと向かった。
しかしながら、この一つ遠いというのがなかなか絶望的であり、途中道を間違えたことも相まって往復で1時間ほど余分に移動することになってしまった。
まあ。旅にトラブルはつきものだし、それが楽しかったりするので許す。

宿到着と夕飯探し
魂の給油を終え、宿に戻りながら夕飯をどこで食べるか検討する。しかしながら、そもそも飲食店が少ない上に、この日は休業日のお店が多く、夕飯探しは難航した。
そうして、決定を待たずに宿に到着してしまった。


中に入り、呼び鈴を鳴らすと、奥から落ち着き払った女将さんがやってきた。
そのまま宿の説明を受け、部屋まで案内していただいたのだが、せっかくなので夕飯をどこで食べると良いかおすすめを聞いてみた。
すると、近くにおいしいお寿司屋さんがあるとのことだった。他に候補もなく、女将さんの一言で胃袋もお寿司モードになってしまったため、採用。
部屋に荷物を置き、5分程車を走らせると。あっという間に到着。
この晩、我々が夕食をいただいたのは「寿司処 大増」さん

所謂、回らない寿司と表現されるお店だった。予算に一抹の不安を感じながら、勇気を振り絞ってなんとか暖簾をくぐることに成功した。
客は我々しかおらず、図らずも貸し切り状態になってしまったが、カウンターに並んで座り、注文を済ませた。俺は海鮮丼の上、Aはにぎりの上をお願いした。
当たり前の話ではあるのだろう。しかしながら。注文後に目の前で魚が切られ、丁寧に作られている光景は目新しいもので、我々の空腹を増長させた。
滅多にできない体験に感動すると同時に、こんな食事を頻繁に食べることできる港区女子に嫉妬したのを鮮明に覚えている。


舌の肥えていない俺に衝撃を与えるには十分の食事だった。
あまりの気品の高さに、却って庶民的なものが食べたくなり、帰りにコンビニでじゃがりこを購入。宿で食べたが、ちゃんと美味しかった。
宿にて
夕食を終え、宿に戻ったのは19時半過ぎ。
この日の宿は一日目のホテルとは打って変わって民宿のような建物であり、お風呂も大浴場ではなく、一般家庭の浴場を二倍して和風にしたイメージ。
二人で使用するにはちょうどよく、必ず貸し切りになる点ではおいしかった。
大きいお風呂の好きな俺だが「これはこれで悪くない」と供述している。
その後は皆さんの想像通り(?)、特に夜更かしすることもなく、疲れていたこともありさっさと寝てしまった。
やっと終わった
長くなってしまったが、二日目も書ききることができた。
なんとか4月中に三日目も終わらせたいが、おちおち約束もできない日にちになってしまった。相変わらず自分の怠惰に嫌気もさすが、みんなにはそんな俺もかわいがってあげてほしい。
次回はようやく最終日。例のごとくひと記事で書ききれないと思うが、三日目はそこまでたくさんの出来事があったわけでもないため、もしかすると書き終わるかもしれない。
長らく続き、もはや誰も読んでいないこの旅行シリーズも締めくくれる日を待ち望み、本記事を締めくくろうと思う。
それではまた。
2025/4/23 5152字
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