2024/9/18 800TT

大会記録

はじめに

TT開催にあたり、中心となって動いてくださったk先輩、タイム計測やビデオ撮影に尽力していただいたサポーターの皆さん、ペーサーの同期h、そして応援してくださった全ての方々に、この場を借りて感謝申し上げます。

あと、レース後にジュースを奢っていただいた謎理由遅刻ニキこと、m先輩にも感謝申し上げます。

それでは本編へ…

今回は「800TTの話」。

このブログの読者のほとんどが陸上関係者なので、TTの説明はいらないかも知れないが、念の為。

TTとはタイムトライアルのこと。多くの場合、同じ陸上部内で大会メンバーの選考のために行われる。今回も例に漏れず、リレーメンバーの選考としてのTTだった。

タイトルの通り、距離は800m。関東新人での4×800mという、高校では経験しなかったリレーのため、この距離での計測。

あー、きつかった。

調子と気持ち

正直、怪我明けということもあり、コンディションはお世辞にも良いとは言えなかったが、前日の動きは良く、当日のアップも良い感触だった。

前日の200m(入りの200意識) 27″42

そして何より、気持ちが入っていた。膝の怪我で一度は参加を諦めたが、やはりどうしても関東新人に出場したかった。もちろん来年もチャンスはある。が、今年死ぬ気で出るつもりのない奴が、来年出場できる気がしなかった。

また、もちろん膝の大事をとり、参加しない選択肢もあったが、ここで諦めて、満足できる陸上生活になるとは思えなかった。

ので、「出走!」。

∠( ゚д゚)/

結果

山崎遼
27” 43
29” 1/56” 6
29” 9/1’26” 5
30” 5/1’57” 0(自己ベスト)

3着(2着までがメンバー内定)

まさかTTでベストが出るとは…

レース概要

正直、悔しすぎてレース展開を説明したくないので、動画を見てほしい。ほんとに。ありえない。ふざけるのも大概にしてほしい。悔しいとかのレベルじゃない。明後日から大学とか馬鹿げてる。行くわけがない。

(ヾノ・∀・`)ナイナイ

そんな事も言ってられないので、未来の自分のために、分析を兼ねて書いていく。動画を見た人も、見ていない人も、ぜひ暇つぶしに読んでほしい。

TT参加者(選考メンバー)は5人、その他、練習で600まで参加の先輩とペーサーの同級生1人を合わせ、7人でのスタート。実力は比較的拮抗しており、俺の自己ベストは3番手。2番手とは0.04秒差だった。

序盤(0〜400m)

800mで重要なことのひとつに「位置取り」がある。この位置取りで実力差がひっくり返ることはいくらでもある。

今までのレースから、この位置取りには自信があった。目指すはペーサーの後ろ、1レーンと2レーンの間の白線で走るのが得意だった。人の真後ろは走りづらく、あまり好きではない。

位置取りは抜群、無駄な体力を使うこともなく、個人的には最高の走り出しだった。加えて、そのままリラックスして1周目を終えた。

この時点ではまだトップ。ペーサーの完璧な引っ張りで文句なしの400mだった。ほんとにありがとう。同級生hに感謝の意を捧げる。

(;^ω^)

中盤(400〜600m)

ペーサーが500m手前で抜け、各々スパートの準備に入る。残り300m地点。ロングスパートを仕掛けてきたのは3年のA先輩。抜群の安定感と爽やかさ、合宿での情緒の乱高下が特徴の選手。彼女はいない。

ラスト300で仕掛ける自信はなく、前を譲る。

続いてもう一人に抜かされる。4年生の海地(がいあ)先輩(実名報道)(以下G先輩)。通称ネットミームニキ。無限男子校編を経験し、陸上に溺れた悲しきモンスター。後の2着である。

この時点で、3着。ラスト200mを迎える。

終盤(600〜800m)

ラスト200m。俺が800mを愛してやまない理由として「中盤までの駆け引きとラストの魂のぶつかり合い」がある。

乳酸に乳酸を重ね。乳酸のミルフィーユを全身にまとい、パティシエの道が開きかけたところで、200mの約30秒に人生を捧げる。

これだから800はやめられない。

さて、残すところ200mとなり、全員のスパートに火が付く。

コーナーを抜け、残り100m。

現在3着。

G先輩がA先輩を抜かし、俺自身もA先輩を射程に捉えた。

その時、後ろから聞こえる足音。忍び寄ると表現するにはあまりに獰猛な、何者かの影があった。その姿、さながらシマウマを狩るチーターのごとく、気づくと横にいた。

この方は2年生のK先輩。関東新人800mの個人での出場を逃し、誰よりもこの選考に気持ちを入れていた、誰もが認める陸上ばか。二年生の中でもトップレベルにチーム作りに貢献し、TT の開催も取り仕切っていただいた。後の1着である。

ラスト50m。K先輩に抜かれ4着。シマウマを抜かすチーターなど聞いたことがない。捕まえろよ。

追いつこうとするも、身体は限界を迎えていた。

最後にA先輩を抜かし、3着でフィニッシュ。

2着までがメンバー内定。儚く散った。

悔いはないとかいう美談

少し話は変わるが。時々、「悔いはない」という言葉を聞く。もちろん本当にない場合もあるかもしれないが、多くの場合は無理して美談にしようとしている気がする。たぶん。

というのも、「悔いはない」ということで、自分の気持ちに諦めをつけるためだ。もちろん、楽に生きるための立派な生存戦略だとは思う。俺自身、今までに使ったことはある。しかし、本当にそれでいいのか。と思う時もある。

だって、あるもん。悔い(倒置法)

この悔いを認め、まだできたことはなかったのかを考え続けることが大切なのかもしれないし、さっさと諦めて切り替えたほうがいいかもしれない。

その答えは分からない。誰か教えてほしい。切実に。

結局、何が言いたいかというと、めっっっっっちゃ悔しかった。

まだ終わりじゃない

メンバーに内定していないとはいえ、3着。つまり補欠の1番目となる(2人はあらかじめ決まっている)

当たり前のことではあるが。いつでも走れる準備、コンディションを整え、本番を迎えるつもり。

とりあえず今日は回復に努める。

悔し涙で溜めたお風呂を沸かし、ゆっくり浸かって早く寝る。

p.s

うぎゃああああああああああああああ。くやしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい。

2024/9/18 2587字

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