今回出場させていただきました、国士舘大学競技会の結果を報告させていただきます。
◯男子800m
山崎遼 1’59″52
☆組1着
lap(手動)
27″02
28’18/55″20
31″41/1’26″61
32″07/1’58″68
はじめに、今回エントリーしていただいたA先輩や雨の中サポートしてくれたK、応援していただいたY先輩と高校の同級生N、相談や練習に付き合っていただいたMさん、そして大会運営に携わってくださった国士舘大学陸上部の皆さんにこの場を借りて感謝申し上げます。また、食事面でのサポートをしていただいた母にも感謝いたします。毎度毎度感謝する人が多く、自分が様々なサポートの上で陸上競技に邁進できていることを実感させられます。
涙 げ 我 小 降
が に が 雨 り
た 濡 衣 に し
め ら 打 き
か せ た る
る る
は る
毎回書いてますが、この和歌必要ですかね…
暇な人は、ぜひ品詞分解と現代語訳を作成しましょう。
結果としては、残念無念。そして文字通り「また来年」といったものになりました。とはいえ、もちろん学ぶことは多く、冬季練習前に良い「悔しい指標」を作ることができたと感じております。
というのも、今までの記録会の中でも、最も課題の明確になる800mだったからです。
その課題とは、「有酸素・耐乳酸能力」です。八月の下旬に腸脛靭帯を痛めてから、ジョグやペースランをほとんどやらずに過ごしてきました。腸脛靭帯炎の特徴として長距離のランニングで痛みが発症するというものがあります。私も例にもれず、3㎞前後を超えるランニングで痛みが出ていました。
怪我をする前はジョグやペースランを大切にしており、800mの結果も順調に伸びていました。ところが、前述の通り怪我後はめっきりそれらの練習がなくなり、専らスピード系の練習ばかりしていました。正直、スピード系の練習ばかりで結果が伸びるのかという実験のような側面もありましたが…
しかしそれからというもの、順調に伸びていた結果はぱたりと途切れ、なかなか思うようにいかない日々が続いています。もちろん、まったく有酸素トレーニングをしていなかったわけではなく、高校時代の専門種目である競歩やトレーニングルームのエアロバイクなどを活用しながら行っていました。それでも十分だったかと聞かれればそんなことはなく、怪我前と比べて減っていたことは否めないどころの騒ぎではありません。
ジョグなどの、走りでしか鍛えることのできない能力も含めると、必要な練習ができていなかったことは自明です。
耐乳酸トレーニング(LT走・ペースランニング)に関しても同様で、怪我前までは取り入れていましたが、それ以降はめっきり。自分自身、やらなければいけないことは分かっていたにもかかわらず、怪我や先ほどのスピード系練習実験を言い訳に逃げていた節があります。できる範囲を模索しながらいろいろやり方はあったと思います。
ここは自分の意志の弱さが垣間見えました。
調べた限りにおいて、腸脛靱帯炎は基本的に慢性的なものだと決めつけていましたが、10/27に高校の部活にて5㎞のペースランニングに参加したところ、痛みはありませんでした。もちろん、だからといって完治したなんて軽口は口が裂けても言えませんが…
それでも、今後は殿筋周りのマッサージや補強を取り入れながら、ジョグ、そしてLT走やペースランニングなどの有酸素・耐乳酸トレーニングを増やしていきます。
さて、ここまで有酸素や耐乳酸の能力について述べてきましたが、それは今回の競技会における後半の失速から考えられたことです。上記のラップを見れば明白ですが、前半と後半のタイム差が大きいです。
今回、サポートの光洋には200の読み上げをお願いしていたため、少し400mのラップにずれがあると考えられます。ゴール付近でラップを取っていただいた高校の同級生の手元では56”01とのことでした。
つまり正式タイムと照らし合わせたとき、0〜400(56 “01)と400〜800(63” 51)でタイムに7.5秒の差があります。
なんということでしょう。
実際、ラスト300m付近から身体全身(特に腕と脚)の重みがひどく、乳酸を細胞単位で感じる羽目になりました。そこからの失速といったら目も当てられず、我ながら目を伏せたくなる惨状が広がっていました。
しかし、裏を返すと今回の収穫が見えてきます。というのも500mまで、特に400m56秒を比較的楽に走ることができたのです。しかも先頭で。
今までのレースでも56秒前後で一週目を迎えたことはありましたが、それらは全て引っ張ってもらったレースでした。ところが、今回は出場者が自分含め3人しかいなかったことや、レース前に自分以外の選手が57秒通過を目標としていることが分かったため、前に出てレースを作ることになりました。
前日の最終刺激にて、なかなかスピードに乗れなかったことに一抹の不安を感じていましたが、いざ始まってみると200mを27秒で通過し、400mまであまり疲労を感じず走ることができました。
これは最近のスピード練習や、Mさんに教わった反発系のドリルによる動きづくりが、ある程度の数字として現れてくれたのだと信じたいです。いわずもがな、その分疎かになっていた有酸素や耐乳酸によって後半苦しめられたのですが…
つまり今回の教訓は、「身体は正直」
やったことが必ず結果に結びつくかは定かではないがが、やはり「やっていないことはできない」ということです。
悔しい結果とはなりましたが、たいへん実りのあるレースとなりました。今回の競技会がおそらくシーズンラストになります。今シーズンは、ビギナーズラックもあり前半に高校までのベストを2.95秒縮め、後半ではなかなか自己ベストを更新できない期間を過ごしました。
どちらもありがたい経験であり、今まで過ごしたことのない陸上生活でした。新しく学ぶ知識ばかりで新鮮な一方、高校時代に重要視されていた有酸素系の練習の大切さを再確認する機会にもなりました。
今年中に関東新人の標準である1’56切りを達成したかったのですが、無念。この悔しさと今回確信に至った現実的な課題を胸に、冬季練習に精を出したいと思います。よろしくお願いします。
今回も少々長くなってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
ここまで読んでくれた方がどれくらいいるか分かりませんが、「最後まで読んだよ」と連絡いただければ「やるじゃん」と返信させていただきます。
失礼いたします。
2024/11/10 3075字
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