今回は「練習会兼大阪旅行の話」
前回の投稿から1か月弱ほど経過してしまい…という始まり方にも飽きてきたので、さっさと本題に入りたい。
本題に入りたいとは書いたものの、そんな淡い希望通りに行くほど世の中は都合よく回っておらず、だらだらと余談から書く流れについては、例のごとく続けようと思う。
そんなこんなで、前回の投稿では夏休みの過ごし方について書いたのを覚えているだろうか。
「そもそも読んでねーよばかやろー!」というばかやろーのためにリンクを貼っておく。
気が向いた人は読んでほしい。気が向かない人は嫌々読んでくれればよい。それでよい。
この記事の中盤に書いた通り、8月には大阪でランニングエコノミー向上セミナーという練習会があった。もちろんメインはこの練習会なのだが、せっかく大阪まで行くのだから観光と洒落込もうではないか。
というのが大学生のノリなのだ。いや、大学生でなくてもこうなるかもしれないが。
かくいう、というか“かく書く”俺もその大学生の端くれであり、かくかくしかじか大阪で観光をすることになった。
今回はそんな話。
この文章を書いている俺は前後編に分けるつもりはないが、長さによっては分けるかもしれないことを断っておく。
といっても、皆さんはタイトルを見て理解していることだろうがね。
頼んだぞ、数時間後の俺。
1泊4日という恐怖
はてさて。
ようやく本編に移ることのできると思った画面の前の美男美女には申し訳ないが、まだまだ余談オンパレードだ。オフパレードにはまだ早い。
というのも。タイトルを見て不審に思った人もいるかもしれないが、今回の旅行は1泊4日だったのだ。決して誤植でもない。
少々気持ち悪い表現ではあるものの、決して誤った表現ではないので謝るつもりはない。
何を隠そう、行きと帰りの移動に夜行バスを使っただけだ。つまり、日程としては8/10の夜から8/13の朝だったのだ。
とはいえ、実際に活動したのは11日と12日であって、1泊4日という表現は事実には沿っているものの、インパクトを意識したものである。
ここでは、タイトル詐欺ならぬ、“タイトル詐欺まがい”としておこう。
本編…8/11の朝
皆さんお待ちかね、十中八九の本編である。
前述の通り、10日の夜から夜行バスで移動したこともあり、大阪に到着したのは7:30。1日目のメインとなる練習会は14:00に集合ということで、時間はあまりにもあまり余っている。
何をしようかという話だが、このとき同様に夜行バスで大阪に来ていた同期のSが大阪にいたため、集合時間まで何をするか相談することに。
そのくらいの予定、決めてから来いよ。という関西人からの標準語ツッコミは甘んじて受け入れるが、決めていなかったので仕方がない。
夜行バスに未開封のハイチューを忘れてしまい萎えていた俺だったが、切り替えて目的地を考えた。
検討に検討を重ね、検討のミルフィーユをケーキ屋さんに寄贈したのち、向かった先は「大阪城」だった。
ありふれた観光地ではあったが、特にこだわりもなかったのでさっさと決定した。Sと合流した梅田駅からは電車で30分という距離にあったが、金が無くて時間と体力のある陸上部大学生の我々が選んだ移動手段は“徒歩”だった。
4.2キロ1時間という距離を歩いたが、やはり初めての土地ということもあり、そこまで苦に感じることはなかった。
Luupという選択肢もあったが、そのような滑稽極まれる恥さらし移動器具(あくまで個人の意見)を使うくらいなら全裸で逆立ち歩きしたほうがマシだったので、徒歩を選択した。

決して会員登録が面倒だったからとかではない。決して。
せっかくなので、徒歩のメリットとして道中撮影できたしょうもない写真でも載せておく。

大阪城
一時間の徒歩の間に朝ご飯のお店を見つけるという目標もむなしく散り、あっという間に大阪城に到着してしまった。

到着とは言ったものの、大阪城の敷地は想像より大きく、城そのものが見えてから中に入るまでには意外と時間がかかった印象だ。
直前に書いた通り、せっかくなので大阪城の中まで侵入したわけだが(600円)これは思ったよりがっかりだった。
というのも。我々は当時の内装を期待して入ったものの、実際に待ち受けていたのはいわば“資料館”のようなものだった。
まあしかたがない。
とりあえず最上階の展望フロアまで登り、豊臣秀吉も鼻で笑ったと有名な遠距離通天閣を写真に収め、その場を後にした。

大阪城を出発し、周辺を散策したのち、少し早めの昼食にするため移動した。
昼
大阪城を後にした我々は、大阪市にある動物園前駅というジャングルチックな駅まで移動した。
というのも。あらかじめ決めていたお店に行くためである。

なにやら安くておいしいと有名らしく、我らが中距離コーチ某Mさんにおすすめされた。というか、Mさんから行きたいという提案があった。
特に行きたいお店が無かった、生粋の指示待ちZ世代の我々にとっては非常にありがたいお話だ。
11時の開店より早く着いてしまったが、既に並んでいるお客さんもいたため、図らずも早めに来たことに感謝し、列の最後尾についた。
開店の時間になってもなかなか店が開くことはなく、少々大阪の洗礼を浴びたが、10分後には店内に入ることができた。

もちろん写真以外にも注文しているのだが、食べるのに必死過ぎた結果写真を撮り忘れてしまった。なお、さび抜きを伝え忘れたガキこと俺は、ちまちまセルフさび抜きを行ったのであった。
恥ずかしながら、いまだにワサビの良さを理解できないのだ。ぶっちゃけ、この世にいるワサビが食べれる人は全員我慢しているとしか思えない。
我慢できることはすごいとは思うが、そこまでして食べなくても良いことを教えてあげたい。
かわいそうに…
また、そんな我慢大会の参加者であるMさんが支払いを済ませてくれた。ワサビの辛さを半泣きで我慢した上に学生二人分の食事代も払っていただき、本当にありがとうございました。
散策
いつになったら練習会の話をするのかと、うっすらと飽きてきた陸上大好き読者の皆々様には申し訳ないが、もうワンクッション挟ませていただこう。
なぜなら、今回の大阪旅行において、この見出しで紹介するイベントの盛り上がりを蔑ろにすることはできないからだ。“蔑ろにすることはできない身体”になってしまったという方が正しいかもしれない。
どんなイベントかと聞かれれば「新世界の散策」である。
“新世界”と言われても、何のことかわからない人からすれば「こいつは何を言っているだ」となっているかもしれない。

新世界というのは、簡単に説明すれば繁華街の名前である。
簡単に説明界のプリンスの名に恥じない簡単な説明だ。あまりの簡単さに、読者の皆さんも打ち震えてむせび泣いていることだろう。
感嘆してるかも。っつてね。
また面白いことを言ってしまったなあ。
余談もほどほどに、その新世界では様々な屋台が所狭しと並んでおり、四六時中お祭りのような雰囲気があった。かと思えば突然釣り堀が出現したりと、ただ歩いているだけでも飽きない空間になっていた。
そんな新世界だが、今回紹介したいアクティビティは「スマートボール」だ。
知っている人もいるだろうが、知らない人からすれば正直、名前を聞いてもあまり興奮しないのが実際だろう。事実、俺も名前を聞いただけでは何をするのかもわからず、そこまでの期待はしていなかった。
ところがどっこい。実際に体験してみると興奮で鼻血と脳汁が止まらなかった。
実際の映像がこちら
簡単に説明すると、「レトロなパチンコ」である。簡単に説明界のプリンスの(以下略)
100円を入れて玉を出し、その玉を増やして景品と交換するというシステムなのだが、ビギナーズラックを発揮した我々は十分に楽しんだうえで景品(チップスター)をいただいた。
正直、練習会の予定が無ければ12日の夜行バスまでスマートボールをやっていたと思う。
危なかった。
練習会(概要)
皆さんお待ちかね。かどうかは分からないが、ようやく本日のメインとなる練習会について記述する時間となった。
この練習会だが、冒頭でも書いた‘ランニングエコノミー向上セミナー’というのが正式名称である。


スポーツソール大阪という会社がスポンサーとなり、画像にある小林直生さんが中心となって開催された。
主に中長距離をターゲットに近畿地方の大学生が集まっていたが、コーチMさんのツテで立教大学の中距離も誘っていただいた。
めったにないような機会ということもあり、全員とはいかないものの、我々立教大学体育会陸上競技部中距離パート名前長すぎからは10名ほどの参加者が集まった。
活動内容
さて。では実際に何をしたのか、詳細に書くのは面倒なので大雑把に書いていく。
というのも。詳細に書くには内容が専門的すぎるのと、色んなことをやりすぎたのだ。
練習会とは書いたものの、やはりその内実は正式名称が示す通りの”ランニングエコノミー向上セミナー”であり、上記のタイムテーブルからもわかるようにトレーニングの時間は意外と短かった。
では、そのトレーニングの時間までは何をしていたのかと聞かれれば「研究講習会をしていた」と答えたい。
おそらく、読者のほとんどが「なんじゃそりゃ」とイラついていることだろう。気持ちは分かるが、どうにかその両手に持ったアイスピックを下ろしてほしい。
研究講習会というのは、大雑把いえば「陸上競技に関する研究してるけど、実験台になってみる?」といったものである。
実際に行ったものとしては、「垂直飛びでアキレス腱の強度や反発能力の測定」「縄跳びを使った体幹の安定感の測定」「Vo2maxの測定」「スポーツソール大阪さんによる足形の測定」などが挙げられる。
また、研究とは少し異なるが、陸上に関することについての相談ができる雑談ブースなども設けられていた。



陸上に関する研究という、普段なかなか触れたくても触れられない世界を体験することができた。非常に興奮し、なんならもう少し時間が欲しかったという文句すらこぼれてしまう。
ぜひ、競技を続けているうちにもう一度とは言わず、二度三度このような機会に出会いたいものである。
動きづくり・トレーニング
さて。そんな楽しい研究講習会なるものを終え、舞台は陸上トラックへと移る。
雨の影響もあり、外での活動は厳しいかと思われていたが、なんとかなってよかった。ここは陸上競技という、雷以外の天候は基本無視する鬼畜な特徴に救われた。
外ではまず、前述の小林コーチによるストレッチや動きづくりなどを教わり、その後は3グループに分かれてそれぞれ動きづくりやトレーニングに参加した。
俺っちは継続して小林コーチの動きづくりに参加し、中間走におけるヒントをいただいた。正直、自分の中で消化しきれていない部分が大きいが、どうあがいても有益な情報や考え方を学ぶことができた。
また、グループに分かれる前の全体指導においても胸郭の使い方や肩甲骨の可動域の重要性を身をもって理解した。
なお、胸郭の大切さを学ぶ際にがたいの良い小林コーチに抱きつかれ、公衆の面前でオスの顔になってしまったことは内緒である。


雨の影響もありタイムテーブル通りに行かなかったため、もともと予定されていたトレーニングは全て行うことができなかったが、それでも学びのある時間となった。
それにしても、関東から来たからにはなるべく多くのことを窮したかった我々立教大学は、解散後に小林コーチに教えを請い、教わり切れなかった内容もできるだけ教わった。
あのとき、素直に解散しなくてよかったと思っている。
ああよかったよかった。
とはいえ、まだまだ聞きたいこと知りたいことはいくらでもあるため、ぜひ第2回の開催もお待ちしている。
たのむよ~い。やってくれ~い。
解散後(夕食と風呂)
練習会を後にし、我々が向かったのは「お好み焼き ゆかり」であった。
つまり夕食である。
お店の名前からもわかる通りお好み焼きを食べたわけだが、それ以上でもそれ以下でもない。大阪に行ってお好み焼きを食べるという、今時令和生まれでも分かり切ったプランである。
何の変哲もないお好み焼きだったものの、空腹が最高のスパイスとなり、十二分に満足できる夕食となった。
7月の末に行った広島といい、なにやら要所要所でお好み焼きを食べすぎているような気もするが、特に気にする性格でもないので気にしない。
なお、夕食を終えた我々は一度ホテルに戻り、着替えを用意したのち「SPAWORLD」なる、ようはでかい風呂に足を運んだ。

お風呂ではボーイズトークに花が咲き、じっくり2時間ほど入浴を堪能した。
ワールドという文字を使うだけあって、様々な国をモチーフにしたお風呂が用意されており楽しかったが、正直そんなことを気にすることができないほどに話が盛り上がっていた記憶がある。
男子が裸になって数人集まると、ほんとにろくでもない話しかしないので最高だ。
初飲酒①
深夜料金に切り替わる24時を目前にスパワールドを後にし、ホテルに戻った我々だったが、道中コンビニに寄り、お菓子と飲み物を購入していた。
そして、その飲み物こそアルコールが1%以上含まれた飲料であり、つまるところ酒と呼ばれるものだった。
一般的な大学生からすれば、だからなんやねんという話になるのだが。
ところがどっこい。こと俺の話になると少し事情は変わってくる。というのも、なんとこの時、人生初のお酒だったのだ。
もちろん、幼いころに父のビールの泡をなめさせられたことなどはあるが、2025年の7月7日で20歳を迎えた俺は、きちんとしたアルコール飲料をこの時(8/11)まで飲んだことが無かったのだ。
当初、大阪で飲む予定はなかったのだが、その場の雰囲気に乗せられたことや「初飲みが旅行先ってのもおもろいかも」と思ったという話である。
選んだのは「ほろ酔い 白いサワー」
特にこだわりもなかったので、先輩が選んだものと同じものを選んだ。
両親、そして兄と姉が弱いことから、俺も十中八九弱いと予想し、とりあえずその一本を握りしめてホテルに帰った。
さっそく、というほどすぐでもなかったが、先輩の部屋に集まって乾杯のときは訪れた。なかなか開かないプルタブは、緊張かそれとも前日に爪を切ったからだったのだろうか。
間違いなく後者のせいではあったが、得も言われぬ高揚感に包まれていたこともまた、間違いではなかった。「飲む前から酔っているではないか」そんな指摘も尻目に一口飲んでみる。
飲んだ瞬間の感想としては「カルピスソーダやんけ」だった。その後、後味に一瞬の消毒臭さのようなものを感じたものの、ほとんどアルコール特有のものを味わうことはなかった。
初飲酒②
長くなってしまったので一度見出しを変えるが、変わらずお酒関係の話だ。
味に関してはあまりアルコールを感じなかったものの、もちろんアルコールは体に入っており、その証拠に、飲酒から10分程度が経った頃には首や顔が赤くなっていた。
これは父からの強い遺伝であり、兄も引き継いでいるものだった。火照るという言葉が非常によく当てはまっていた。
とはいえ、”酔う”という感覚は分からず、ただただ会話が盛り上がっていただけだった。正直、素面でも変わらない盛り上がりを見せていただろう。
またしてもボーイズトークに花が咲き、旬を迎えて満開になったときには早朝4時を回っていた。
つまるところ。ほろ酔い一杯程度では顔は赤くなるものの、そこまで酔うことはなく、眠くなることもないということが分かった。
なお、この2日後に友人が自宅に泊まりに来て、その際にはなんとなく酔うという感覚が分かった気がした。
後編につづく?
8/17から執筆を始めたこの記事だが、気づいたときには9月になっていた。
26~31日まで合宿に行っていたという言い訳もないわけではないが、暇なときに続きを書けるようにと、パソコンを持って行っていたので、やはり言い訳はない。
そして、今回書いた8/11の出来事は大阪練習会改め大阪旅行の1日目に過ぎないのだが、2日目の万博編に関しては多分書かない。と思う。
書くことが無いわけでもないのだが、如何せん次の記事は前述の合宿についてにしたいためだ。
忘れる前に書きたい、というか既に万博の日のことを忘れかけているのである。
そんなこんなで。冒頭では前後編に分けるかもしれないと書いたが、この記事が全編になったところで後編が生まれることはないという悲しい事実で終幕となる。
さすがにかわいそう
とは言ったものの、それではさすがにミャクミャクがかわいそうという読者の声にお応えして、2日目に会ったことを箇条書きしておく。
盛大に感謝してほしい。
・ホテルの朝食を食べるため、なんとか朝起きる
・全員同じホテルのはずなのに、起きる時間がバラバラ過ぎてバラバラに集合
・なんなら万博でも別行動
・待ち時間で架空のパビリオンを考える(例:インドのガンジス川がぶ飲みパビリオン)
・万博まで行って、フードコートでカツカレー
・クーリングスポットで時間を潰す
・パビリオン全然入らない
・突然の大雨でくそ濡れる
・日本一おいしいと噂のマクドナルド庄内店に閉店ぎりぎりで滑り込む
・ローカル銭湯に行く
☆帰☆宅☆
おわり
ほんとに終わり。
久しぶりにここまで長い記事を書いた。ひと記事をここまで長くするのではなく、もう少し頻度を上げたいものだが、そう簡単に行かないのが俺なのだ。
夏休みは休みたい。何もしたくない。
合宿についても、なるべく早く書きたいとは思っているが、重い腰が上がるかどうかは分からない。
次回の投稿がいつになるか、皆さんにはわくわくして待つのではなく、いっそ忘れてほしい。きっと忘れたころに投稿するだろう。
もう疲れた。合宿から帰った次の日は絶対に休むと決めていたのに、真面目にパソコンに向かっている自分が本当にえらいと思う。
今日はそんな自分に免じてこの記事を締めさせていただこう。
それではまた。
2025/9/1 8066字
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