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空歩き、いちごを狩って、黒卵。大渋滞の最終日。(2泊3日伊豆ドライブ旅行の話⑥)
伊豆旅行の話も大詰めになり、この文章を書いている俺としては、本記事をもって帰宅まで済ませるつもりである。
後は記事終盤の俺の気持ち次第。最終日もとい3日目は、2日目と比べてもそこまで書くことは多くないはず。前編と後編に分ける必要もないと信じたい。
とか余計な文章を挟んでいると、余計長引いてしまうことは目に見えているため、前置きはこの辺で。さっそく本編を書いていこう。
れっつらごー
早朝
6時過ぎに起床した俺は、2日目同様朝風呂へと向かった。前回の記事で書いた通り、この日泊まっていた宿は民宿のような佇まいであり、一般的な大浴場のようなものはない。
一般家庭の浴場を2倍して和風にしたというのも書いた通りだ。昨夜、女将さんから朝風呂の希望はあるかと、またその場合何時ごろが希望かという問いがあった。
おそらく、希望のあったときに限ってお風呂を沸かしているのだろう。時間を聞いたのも、何時ごろに沸かすか決めるためだと考えられる。
もしかしたら一緒に入ってくれるかもという一抹の希望は、翌朝見事に砕かれたという気持ち悪いジョークもほどほどに。
ゆったりと湯につかり、部屋に戻ったころにはAも起きていた。なんてことはなく、まだまだぐっすりと寝ていた気がする。
その後、のっそりと起床したAとしばしばグダグダし、待ちに待った朝食に向かった。
朝食
待ちに待ったと書いたが、俺お得意の誇張表現ではなく、本当に待ちに待っていた。というのも。この宿を予約した一番の理由が「朝食のレビュー」だったのだ。
紹介が遅くなってしまった。今回、2日目に宿泊したのは「天城路」さん。

Googleや楽天トラベルの評価もさることながら、その評価の内容にひどく惹かれたのだ。




そしてなにより。その評価の通り、朝食はまごうことなき絶品であった。


写真では分からないだろうが、白米は3杯ほどおかわりしている。朝食キャンセル界隈も泣いて食べたがるほどの味だった。満悦満悦。

出発
朝食を済ませた我々は、この日最初の目的地である「三島スカイウォーク」を目指し、宿を後にするのだった。
ありがとう天城路さん。いつかまた来たいです。というか来ます。
そんなこんなで。3日目は友人Aの運転で目的地に移動する。道中は特にトラブルもなく、安全快適なドライブとなった。
強いて言うなれば、シフトをミスって人が余っているガソリンスタンドがあったくらいだ。

三島スカイウォーク
車を走らせること一時間ほど。この日最初の目的地となる「三島スカイウォーク」に到着し、何よりもまずは「ラグジュアリートイレ」とかいう謎の文字に目を引かれた。

気になって進んでみると…

アピールポイントとしては、観光地として破綻している気もするが、なんとか怒りを鎮めてメインのスポットへと移動する。
ここで。三島スカイウォークという謎の観光地の説明を簡単にしておこう。AIが(倒置法)

簡単に説明してくれたAIの文章すら読む気にならない生粋のZ世代のために、俺直々に要約すると。「高くて長い吊り橋で空を歩いてる気分になれる場所」である。


スカイウォークという名前は少々過大評価のような気もするが、滅多にできない体験だったので楽しかった(月並みコメント)
これにて、ついに俺もスカイウォーカーを名乗れるようになったということだ。めでたしめでたし。
その他のアクティビティ
吊り橋を渡った先には、様々なアクティビティが用意されていた。全て列挙するのは大変手間なので、しない。
ただし、AIを頼っていい場合はその限りではない。

おそらく、この文章を読んでいるZ世代は画像の文をきちんと読んでいないだろう。もしこの考えが当たっていたら、高評価とチャンネル登録お願いします。
そして。様々あるアクティビティの中に、一際我々の童心をくすぐるものがあった。
それが「ロングジップスライド」である。

このアクティビティに参加するにあたり、どこに受付があるのか分からず、片道400mのつり橋を2往復(1600m)もしてしまった話は恥ずかしいので内緒にしておく。
ようやく見つけた受付にて、死んでも自己責任という契約書にサインさせられ、謎の軍手を強制購入させられた末。いざ本番。

例のごとく写真では伝わりにくいが、なかなか恐怖を感じる。あの宮崎駿も「極めて何か、生命に対する危険を感じる。」と表現したほどだしらんけど。
なお。こちら往復で異なるコースを移動するのだが、前半のコースでは俺の指、後半のコースではAの男性器に致命的な損傷を与える結果となった。
ただまあ、大学への通学時間と比べたら200倍くらい楽しかったので良しとする。一度でいいのは間違いないが、裏を返せば人生で一度はやっておきたい体験だった。

いちご狩りじゃぁああ
スカイウォークとジップスライドを堪能した我々が次に向かったのは「ストロベリーファーム21 江間店」だった。
何を隠そう。見出しからもわかる通り、いちご狩りをするためである。
いちご狩りと聞くと、割と多くの人が体験したことのあるアクティビティというイメージを持っているのではないだろうか。
そして、その考えは正解である。

2025年4月の調査というタイムリー極まりないデータより、7割以上の人がいちご狩りを経験していたのだ。
しかしながら、俺もAも経験していなかった。この日まで、いちご狩りを経験せず成人してしまったことに負い目を感じていたが、ようやくその負い目を払拭するときが来たのだ。
三島スカイウォークから30分程移動し、到着後はさっそく説明を受け、いちご狩りを開始する。




練乳のサービスもあり、最後まで飽きることなく食べ続けることができた。とはいえ。全てのいちごを食べつくし、このストロベリーファーム21 江間店を廃業に追い込む計画は失敗に終わった。
総じて、初のいちご狩りは大成功で幕を下ろしたのだった。
大涌谷とかいうほぼ異国
いちごのみでお腹を満たすという初めての経験に動揺しながら、次なる目的地「大涌谷」へと歩を進める。
到着し、まず驚いたのは、その外国人の多さである。言わずもがな日本を代表する観光地の一つではあるのだが、それにしても多かった。見渡す限り外国人だらけ。
国外旅行している気分にもなれたので一石二鳥ということにしておく(?)

またもやさらっと移動したが、途中渋滞に巻き込まれ、1時間ほど経過している。まあ渋滞というか、大涌谷の駐車場に並ぶ列が長かったのである。
そんなこんなで到着したのは15時半前。昼食はとっていなかったが、いちごで腹パンだったので余裕で耐えられた。
ところで。皆さんは大涌谷といえば何を想像するだろうか。
おそらく何も想像しないままこの文章に目を移動させている人が大半では無いだろうか。それがZ世代なのだ(確信)
そして、一部の優秀な読者は「黒卵」を想像したに違いない。
そのとおり。大涌谷はその景色と黒卵が有名であり、逆にそれ以外はよく分からないのだ。
黒卵は2つのお土産屋さんで売っているのだが、そのうちひとつは完売していた。かろうじて残っていたもう一方で購入し、景色を楽しみながらいただく。
つもりだったが。風が強くて食べづらかったため車に移動してから食べた。少し寒かったというのもある。
写真はちゃんと撮影したので安心してほしい。別に誰も心配してないか…




黒卵といっても、殻をむいてしまえば中身は普通に白い。サービスでついてきた塩をつけて食べれば、少し硫黄(厳密には硫化水素)の香りが漂う無難においしいゆで卵となった。
満を持して昼食
いちごと黒卵を食べたとはいえ、このとき時刻は16時を回っていた。なんだかんだお腹も減っていたので、満を持して昼食をとることに。
なるべく近場で食事のできる飲食店を探したところ、良さげなお店を一つ発見した。営業中の文字を確認し向かったのは「喫茶店 かざみどり」さん。

なんだかおしゃな雰囲気を醸し出しているが、実際内装もまごうことなきおしゃだった。




店員さんも大変丁寧で食事もおいしく、旅行最後のご飯は大変満足の高いものとなった。
値段はしっかりした。この旅行は食事に妥協せず、高くておいしいものを食べすぎた贅沢旅行と表現するに値するものだった。
無事破産。
帰るぞー
旅行の全工程を終了し、残すところ帰宅のみ。
箱根を後にし、我々は故郷を目指して車を発進させた。順調に進めば一時間ほどの道のりだったのだが、そこまで甘くないのが我々の旅路。
途中、渋滞に巻き込まれたり、ローソンでからあげくんを買わされるハプニングに遭うなど。最終的に2時間半以上をかけて目的地である海老名駅に到着した。

最終的に海老名駅に到着したのは20時前。そこから俺の地元まで1時間ほどかかって無事帰宅。久方ぶりの母の作る夕食を食べ、金銭を請求されないことに実家のありがたみを感じた。
そんなこんなで。我々の「2泊3日伊豆ドライブ旅行」は終了したのであった。
めでたしめでたし。
p.s
この旅行シリーズを最後まで読んでくれた読者の皆さんに感謝です。
合計2万5000字近い作品たちとなりましたが、私の趣味に付き合っていただきありがとうございました。また、夏休みの旅行シリーズでお会いしましょう。
それではまた。
2025/4/28 4725字
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