今回は「結果報告」
お疲れ様です。
中距離パート2年の山崎です。
先日出場させていただきました、第46回明治大学対立教大学対校陸上競技大会(以下明立戦)、対校男子800mの結果を報告いたします。
結果
1位 6点
1:55.36(正式)
lap(手動)
14”4
13”2/27”6
28”6/56”2
15”1/1’11”4
14”7/1’26”1
28”7/1’54”9
まずはじめに、うんざりする暑さの中、険しい日差しの下でサポートしていただいたサポーターパートの皆さん、競技中にも聞こえる声で応援してくれた部員の方々、コーチングをしていただいているMさん、朝早くから運営の仕事をした上で引っ張りをしてくださったKさん、日ごろからご支援をいただいている監督・紫聖会の皆様、そして主務や埼玉陸協をはじめ、早朝、炎天下の中で大会運営に携わった全ての方々に感謝いたします。
また、競技後、軽度の熱中症に見舞われた際、介抱していただいた数名の天使たちにこの上のない、最上級の感謝を申し上げるとともに、ご迷惑とご心配をおかけしたことを陳謝いたします。
それでは、結果報告に移らせていただきます。
今回、初の対校戦ということで、前夜に紫ユニフォームを探す作業から、私の明立戦は始まりました。怪我により、思うように練習を詰むことの叶わなかった期間もあり、多量とは言わずとも多少の不安を抱えておりましたが、選抜していただいたことに感謝しながら挑んだレースとなりました。
結果としては、先輩と後輩の存在に助けられながら、目標としていた関東新人の標準切り(1分55秒台)、そして立教大学の得点に貢献することを果たすことができました。と書きたかったのですが、明治大学が全員欠場するという珍事により、後者に関しては口をつぐみます。ただ、個人的に順位に拘ることができ、その結果記録にも影響を与えたという点で、大きく評価できると考えております。
このまま、勝った勝った嬉しい嬉しいという結果報告で終えたい気持ちもほどほどに、負けてズタボロぼろ雑巾のレース同様、何かを得るための振り返りにいたします。毎度、といっても中距離・サポーターパート以外には伝わりませんが、長くなるかもしれませんというかもうすでに長いかもしれませんすみません。暇なときにでも、あえて忙しいときにでも、お付き合いくださいませ。
今回は、少々久しぶりに良いレースができたため、直近2レースと比較して異なっていた点を挙げることで今後の示唆にしたい思います。さしあたり、主に5点に絞って検討いたします。さっそく「主に5点に絞る」という、既に地獄のようなフレーズに嫌気をぶっさしながら、まずはその5点を紹介します。
①対校戦(明治いないけど)への緊張感と闘争心
②暑さ
③立教大学でアップ
④500m以降の展開
⑤応援の絶対量
あんまり長いとKさんに怒られるかもしれないので、ひとつひとつは手短に書きたいです(切実)
①対校戦(明治いないけど)への緊張感と闘争心
前述の通り、初めての対校戦そして紫ユニフォームにこっそりと感動しながら「選んでいただいたからには」と、前年のオープン参加と比べ緊張感や闘争心を強く抱き迎えたレースでした。明治大学は全員欠場でしたが(二回目)。
直近2レースでは、関東新人の標準切りに対するひどい緊張感がありましたが、それとはまた違った心境で迎えることができました。はたして、これが記録にどう影響したのかは定かではないです。とはいえ、順位に拘った結果記録が伸びた本レースに関して言えば、悪くないというよりむしろ良いものだったと信じております。
もちろん順位に拘ることによって記録が伸びるという現象の再現性は乏しく、場合場合によるので、一概に「次回の競技会も絶対に順位に拘ります!」と宣言するわけではございませんが、練習からラスト競り勝つという意識の重要性を身をもって痛感する良い機会となったと結論付けます。
②暑さ
二週間後の天気まで見ることのできるウェザーニューズのアプリにより、だいぶ前からちょこちょこ確認してはいましたが、無事、スポーツをやってはいけない暑さまで気温は上昇してくれました。
昨年の明立戦にて、競技後に軽い熱中症になった私は、念には念には念を入れ、当日はもちろんのこと前日の夕方ごろから水分と塩分の補給、氷嚢の用意や日陰でのアップなど気を配りに配って迎えましたが、こちらも無事、昨年以上の熱中症を手中に収めました。ご迷惑とご心配をおかけした方には、本当にご迷惑とご心配をおかけしました。
ここで難しいのは、熱中症は競技後であり記録は出ているということです。直近2レースでは、比較的というか絶対的に涼しい気候でしたが、悲しいかな記録は出ていません。私のシロナガスクジラ並みに小さい脳で考えられる可能性としてはふたつ、「そこそこの暑さなら涼しいより好条件」あるいは「暑さによるデバフを上回るその他の要因」です。
スポーツをしてはいけない暑さとは言っても、私のレースの時間の気温は32〜34℃であり、ぎりぎり耐えてる(?)とも考えられます。かつ800mという距離では、暑さによるレース中の影響はそこまで大きくないのかもしれません。つまり、個人差もありますが、30℃前半程度においては涼しいより体が動く可能性が考えられるというわけです。後者は言わずもがな、説明は省きます、まだ②で絶望しているため。
③立教大学でアップ
今回、割とMVP級の活躍を見せてくれたのがこちら「立教大学でアップ」でございます。というのも、いつもポイント練習前に行っているプライオメトリクス系のドリル(Mさん直伝)を行うことができたためです。このドリルはボックス2つとミニハードルを使うため、普段の競技会では行うことが容易ではありません。というか基本的に不可能です。
ただ、自分的にこのドリルは反発優位で走る際、非常に効果を発揮してくれます。今回のレースにおいても、このドリルの効果を強く感じました。特にレース中盤、反発優位に進むことで力を使いすぎず、直近2レースとは一線を画すラスト200mのラップタイムを出すことができました(前2レースは31″、今回は28″7)。
とはいえ、こちらも②同様再現が難しい内容です。考えられる代替策としては、道具を使わないプライオメトリクス系のドリルを定着させるなどが挙げられます。が、その検討までここでは行わず、勝手にこそこそと模索します。ここで言いたいことは、蹴って進むのではなく反発を優位にすることが想像以上に重要だということでした。めでたしめでたし。
④500m以降の展開
ラスト300mから切り替えようとした前回、そして一周目に力を使いすぎて切り替えるポイントが無かった前々回とは異なり、今回は550m付近からの切り替えとなりました。
当初、Kさんに600mまで引っ張っていただく予定でしたが、レース前に「遅いと思ったり、いけると思ったら前出ていいからね」とおっしゃってくださったKさんの言葉に従い、550m手前からスピードを上げ、前に出ました。この時の自分の判断を褒めたいです。えらいえらい。
ちょうど一週間前に1000mの変化走を行った際、松本さんにラスト250mから切り替える意識を指示されていたことが良かったのかもしれません。その日はあまり切り替えられなかったので関係ないかもしれませんが。それでも、今回新たに切り替えるポイントに関する示唆が与えられたことは収穫でした。
⑤応援の絶対量
絶対量と書いたのは、応援の感覚量はその日の天候や応援する人の声の通り、自分の集中力に左右されるためです。がしかし、今回はそれらを無視しても良いだけの絶対的な量の強みがありました。
なにしろ、公式行事ということもあり普段の競技会とは比べ物にならない部員の数に加え、明治大学の選手が全員欠場だった(三回目)ため、なんなら明治の方々にも応援してもらえた(気がする)ためです。ちょうど似たような紫の服を着ているため、ぶっちゃけあの場にいる全員に応援されている気さえしました(傲慢)。
特にラスト100mの応援はすさまじく、鬼気迫るものがありました。根性論に集約させる考え方は好きではないですが、今回のラストばかりは応援のおかげで頑張れた節があるので、大人しく感謝に感謝を積み重ね、感謝のエッフェル塔でも建設しておきます。
必死過ぎて誰かまでは分かりませんでしたが、ラスト100m付近のトラック内側で「関東新人いくんだろ!」と尻を叩いてくれた方の言葉が印象的でした。今後も応援されるため、人一倍応援できる人間になりたいものですね。
改善点
⑤まで書き終えてほっとしたのもつかの間、今回の反省点について触れることができていないことに気が付いた私の絶望を誰かに知ってほしいです。ということで、ここからは改善点について触れます。
触れますと豪語したのは良いですが、触れていないということは、改善点自体あまりなかったということでもあります。つまり空気に触れるようなことでもあり、同時にいつも触れていることとも表現できます。そんな私の改善点は、その姿勢と足の接地位置です。
仕事の速いサポさんによりアップされた動画を0.25倍速で視聴すると分かりやすいのですが、私のストレートネックは全盛期の藤川球児も唸るほどのストレート具合かつ、足は真下ではなく前方に接地しています。
某落合君の接地を参考にすると分かりやすいのですが、強い選手ほど足は真下に接地されています。ここ最近改善のためのドリルなどを増やしてはいるものの、ありがたいことにまだまだ伸びしろだらけのようです。ストレートネックに関しては、幼少期からの絶望的な努力の賜物であり、一朝一夕で治るものではありませんが、少しでも改善することを願い、ストレッチとマッサージを継続します。
他にも、いつもよりはマシなものの、やはり付きまとうラストのブレなど指摘したいことはありますが。長くなったので今回はこの辺で。
まとめ
はてさて。そうこうしているうちに⑤に加え改善点まで書き終えることができました。執筆現在は7/7(図らずも誕生日)の午前3時04分。極度に耐性のない私は、競技前(7/6の午前10時)に摂取した200mgのカフェインのせいで一向に眠れる気がしません。ここまで読んでくれている人が中距離パート以外に何人いるのか分かりませんが、お付き合いいただきありがとうございました。
今回、目標とする関東新人の標準は切りましたが、恐ろしくも楽しいことに、これはあくまでスタートラインに立つための切符にすぎません。もちろん、うれしいという感情を否定すれば嘘にしかなりませんが、ここで満足する陸上人生に満足はできません。
あくまでこのことを胸に刻み、今後も一層精進いたします。
そして最後は、なんだかんだ一番自分を支えていただいている両親への感謝を胸に、この結果報告を締めさせていただきます。
ありがとうございました。
以上です。
失礼いたします。
2025/7/7 5235字
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