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本日は「結果報告」
先日出場いたしました、第18回慶大競技会男子800mの結果を報告させていただきます。
まず初めに、競技会開催にあたって運営をしてくださった慶応大学競走部の方々、動画を取ってくれたフィールドのI君、競技後も応援してくれたYさん、日々のコーチングに加え、体調が悪い中レースのフィードバッグをしてくださったMさんに感謝申し上げます。
結果
1’58″20
lap(動画を見ながら手動)
28″14
29″38/57″52
29″98/87″51
30″69/1’58″20
タイムの読み上げやビデオ等、サポさんの大切さを改めて痛感する日となりました。
今回の競技会は、二週間後に控えた関東新人の予選を意識し、レースの感覚を思い出すという位置づけの元参加しましたが、想像以上に上手くいきませんでした。何がどのようにうまくいかなかったのか、そして強いて上手くいったのはどこだったのか、Mさんの言葉を借りながらつらつらと書いていこうと思います。
分かりやすくするため、とりあえず箇条書きで反省点をまとめることにします。
①位置取りに気を配りすぎ。一周目57″5は遅い。
②動きがバラバラ。無理やり動かして力使い過ぎ。
③腕振り迷子。無駄に大きく動かしてますよね。
④ラスト競り負け。そこは勝ちましょうよ。
なんとまあ分かりやすいことでしょう。それではさっそく、①から考えていくことにします。なかなかメンタルにくるフェーズにはなりますが、反省なくして強くなる人間は少なく、私はその他の大多数に含まれるような人間なので、大人しくメンタルに鞭を打って反省点を洗い出しますとも。
①位置取りに気を配りすぎ。一周目57″5は遅い。
そもそも、想定していた一周目のタイムは55~56″でした。がしかし、いざふたを開けてみると57″52という、なんとも言えない数字が眼前にありました。この原因としては、やはり私が位置取りに気を取られすぎて初めの200の通過に28秒以上かけてしまったことが挙げられます。
冒頭でも書いた通り、関東新人の予選を意識したレースを心がけ、550あたりまで引っ張ってくれる人を探していました。その結果、第二集団(第一集団は資格記録1’50.00なので逃がした)の三番手という位置についたことは悪くなかったのですが、如何せんペースは委ねてしまったため、ゆったりとした滑り出しになってしまいました。
ただ、この文章を書いているうちに「ほんなら、どうすればよかったんや。」という疑問が湧いて出てきました。というのも、前述の通り今回は関東新人の予選をイメージしたものであり、この日の展開では集団の前に出る選択肢は微妙、というかむしろ悪手とすら考えられます。
もちろん、まったくタイムを狙っていなかったといえば噓になりますが、それはあくまで結果的にタイムがついてくればよいという認識でした。正直、何が正解かは分かりませんが、反省点としては書きつつ、一概に間違いではなかったという結論で終えます。
②動きがバラバラ。無理やり動かして力使い過ぎ。
全体を通して、最も大きな改善点はこちら。動きがバラバラで「なんかしっくりこない」という感覚だ。これは走っているときに考える余裕はなかったが、レース後に強く感じたことである。
というのも。今回のレースでは、ベストを出した7月6日の明立戦の際と比べて遅かったにもかかわらず、ラストに力が残っていなかった。それはラスト200のタイムを見ても顕著だが、その原因の大部分がこの②に集約されると考えている。
明立戦でも今回でも人に引っ張ってもらったが、前者では動きにまとまりがあり楽だった半面、今回は頑張って動かしている感覚だった。細かな動きを言語化するのは非常に難儀だが、所謂「ハマっていない」と表現されるものと考えていただいて差し支えない。
そんな状態で無理やり身体を動かし、エネルギーを消費してしまった。残念ながら、俺は再生可能エネルギーに対応していないため、使ったエネルギーは消滅し、結果ラストの失速につながった。
ここから二週間、ポイント練習ではもちろんのこと普段のジョグや流しでも動きを意識します。具体的には、ストライドに頼ることなく、リズムよく走ることや腕振りで肩を開かないことを、尊敬するパートチーフK氏に誓います。
③腕振り迷子。無駄に大きく動かしてますよね。
前項でも少し触れましたが、この頃腕振りに難を抱えています。というのも、何が正解かわからず、腕振りが定まらないのです。もちろん、人の数だけ腕振りの種類があると宣言したアインシュタインの言葉通り、万人に共通する模範解答のような腕振りなどは存在しないことは自明の理です。
しかしながら、それが故に私は困っています。自分にとって正しい、つまり自分に合った腕振りが定まらないのです。実際、ポイント練習ごとに腕振りは変わってしまい、ひどいときには一セット目と二セット目で腕振りが異なる日すらあります。
腕振りにそこまで頭のリソースを割いたことのない腕振り先進国の皆さんからすると「そんなに考えること?」と一蹴されてしまいそうですが、腕振り新興国もとい腕振り途上国の私からすると常に議論の的なのです。
この腕振り問題に関しては、やはり松本さんからも「人によって正解が異なるから自分の走りの中で見つけるしかない。だから森へお帰り。」と言われているため、ヒントをもらいながらも自分で模索する必要がありそうです。
とりあえず目下の改善点としては、疲れてきてから肩を開かない、無駄に大きく動かさないということを挙げておきます。
④ラスト競り負け。そこは勝ちましょうよ。
つまるところ最後競り負けたわけですが、この話をする前にひとつ言及しておくべきことがあります。それは今回のレースの大まかな展開予想および、分かりやすい言葉で言えば“作戦”です。
とまあかっこつけていますが、そんな難しいものではなく、その実は「ラスト250から切り替えてスパートをかける」といったものでした。
実際、第二集団の三番手で550までレースを進め、ラスト250付近で前に出ました。しかしながら、ラスト150を過ぎたあたりで一人に抜かし返され、そのままフィニッシュとなりました。
何度も書いている通り、二週間後の予選を意識している以上、最後は勝ち切って終わりたかったです。ただし、ラスト200のタイムを見てもわかる通り力は残っておらず、負けたことを根性論で片づけるには、まだまだ改善することが多すぎるので、前述の通り動きの改善に努めます。
そうは言いつつも、二週間後、根性勝負になる可能性は十二分にあるため、覚悟はしておきます。
ほめタイム(Hold Me Tight~強く抱きしめて~)
ここまで反省点を書いてきた私ですが、そろそろメンタルが限界なので恒例のほめタイムに入ろうと思います。とはいえ、今回はあまり褒められることが少ないです。言及するとなると「ラスト250から切り替えることができた」くらいになるでしょう。
タイムを見てもわかる通り、正直余裕はありませんでしたが、さすがに唯一の作戦だった250からの切り替えすらできなければ、どんな顔で故郷に帰ればよいかわからなかったため、なんとか切り替えました。
これができなければ、そのままずるずるとタイムを引き延ばし、下手をすると2分以上かかっていたかもしれません。
ということで、よく頑張りました。
あと二週間で仕上げる
そんなこんなで程よく悲惨なレースではありましたが、切り替えて二週間後に備えるほか、選択肢はありません。決して長い時間ではありませんが、十分修正可能な期間だと思っています。焦っても仕方がないので、怪我には気をつけながらできることを着実に進めていきます。
最初で最後の関東新人になりますが、やれることは全てやり切って迎えられるように精進する心づもりです。目指すべきは、やらずに後悔するよりやって後悔、よりも”やって後悔しない”ことです。
がんばります。
2025/9/14 3747字
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