まずは動画から(見ないで)
↑1:09:30あたりから↑
本日は結果報告
お疲れ様です。
中距離2年の山崎です。
先日出場いたしました、第36回関東学生新人陸上競技選手権大会、男子800mの結果を報告させていただきます。
まず初めに、エントリーやオーダー提出を含め、朝早くから夜遅くまで選手のサポートのために尽力してくださったサポーターパートの方々、補助員や審判に従事していただいた部員の方々、ひいてはそれらの仕事の合間に応援サポートしてくださったK先輩、M先輩、Y先輩、お休みの中駆けつけてくださったTさん、Yさん、J、また高校の同期や顧問、コーチを含め、応援や労いの言葉をくださった全ての方々、そして今大会主催にあたって活動していただいた全ての方々に感謝申し上げます。
また、日々のトレーニングに加えド平日の早朝から来ていただいたMさん、結果でお返しすることができずにすみませんでした。感謝の気持ちはさることながら、与えられたものに対して結果でお礼できるように一層邁進いたします。よろしくお願いいたします。
それでは、結果報告に移ります。
記録と悔しさと光栄な経験
山崎遼平 1’59″15
☆組5着
lap(手動)
28″16
28″98/57″14
29″75/86″89
31″89/1’58″88
色々書きたいこと、そして書くべきことがあるかと思われますが、敬愛するMコーチの言葉に従い、まずは競技を終えた感想もとい感情について触れさせていただきます。
幼稚な感情を稚拙な文章に載せており、お見苦しいかもしれませんが、久方ぶりの大きな舞台で競技を行った一人の学生の言葉として等身大に受け止めてくだされば幸いです。
全てをまとめ、今回の競技を一言で表すならば「悔しい」です。この悔しいという言葉は、無数に転がる反省点を蔑ろにする可能性を孕んでいるため、安易な使用は憚られます。
具体的な反省点や改善点は後で挙げるとして、それでもなお、この言葉を使いたくなるほど悔しかったです。
というのも。昨年、関東新人の場を補助員として終え、そこから標準を切った7月の頭まで、ひたすら目下最大の目標としてきた大会だったのです。にもかかわらず、実際は文字通り手も足も出ず、憧れの舞台は、今では自分の弱さの象徴へと変貌しました。
これを悔しいという言葉を使わずに表現する手を、私はまだ持ち合わせていません。仲間や厚く信頼する指導者に恵まれて切った標準記録でしたが、危惧していた「参加賞」で終わってしまったことが悔しくて悔しくてたまらないのです。
ただ、決して誤解してほしくないのは、出場できたことは非常に光栄で幸せだったということです。参加できただけでも、とても大きな財産となり、私の胸に刻み込まれました。
もっとも、関東新人よりも大きな大会に当たり前に出場する選手からすれば「関東新人ごときで」と厳しい一言で一蹴されるかも知れません。それでも、私は出場できることをありがたく、自分に必要な経験だったと思っています。
上には上がいて、俺は下
また、9月26日の1日を通して、ひどく痛感したことがあります。それは「上には上がいて、その中でも自分は下にいる」ということです。
あまりにも当たり前すぎて、日頃意識することはありませんが、このような機会に恵まれると否応にも考えさせられます。
予選でボロ負けした私ですが、予選で私をボロ負けさせた選手も、準決勝で負けています。おそらく、決勝で最下位だった人は上を見て嘆くのでしょう。さらに言えば、優勝した人でさえ同じ大学の先輩には勝てないかもしれず、その先輩も関東インカレでは決勝には残れないかもしれません。昨年、そんな関東インカレ1部の800mで優勝した人ですら、全日本インカレでは勝てない相手がいたのです。さらにさらに、そんな全日本インカレを蹴り、アジア選手権で活躍してた選手は、世界陸上で予選落ちでした。
筆舌に尽くしがたい事実です。上を見上げればきりが無いとはよく言ったものですが、青天井もいいところです。真っ青なのは私の顔色ですよまったく。
極論、目指すべきなのはデュプランティス選手の陸上競技ではありますが、もちろん高い目標と無謀を履き違える気はありません。目標をどこにするのかは、時や場所によって変わるでしょう。中距離パートで時々行われる「大中小の目標を立てる」というのは良い取り組みだと思います。
畢竟私が言いたいことは、目標を立てる位置は人それぞれですが、全員に共通する青天井を楽しめたら良いかもしれないということです。もちろん、その事実をいつも楽しめるほど、私は強くありません。あくまで感情的な話であり、必ずしも正しいわけではないと思います。
こんなことを長々と書いていると、今回は中距離だけのメーリスではないので怒られるかもしれないと感じてきました。まだまだ溢れんばかりの心情の話は絶えませんが、きりが無いので感想は終わります。驚くことに、まだレース内容については「負けた」ことしか書いていません。というわけで、ここからはレースの反省点に移ります。
できたこと、できなかったこと
散々悔しい悔しいと書いていましたが、決して褒めることがないわけでもありません。むしろ、レースそのものに関しては、その時やれることはやって実力が足りなかったという評価のほうが妥当かもしれません。
というのも、200mまでの位置取りや500mまでの流れは思い描いていた通りだったのです。得意の外レーンから1レーン外側の2番手に付き、引っ張ってもらいながらいつでも仕掛けられる位置で500mを迎えました。
ただひとつだけ、しかし致命的に欠けていたのが、ラスト300mからのスパートでした。続々とスピードを上げる選手の中、私はただじたばたと手足を動かしては抜かされるのみでした。
正直に言えば、400mを過ぎた時点であまり余裕はありませんでした。想定していた58〜60秒の通過よりは速かったものの、ベストを出したレースでは56秒通過でも余裕があったにもかかわらずです。
その時と今回を比べて、異なっていた点は無数にありますが、大きな原因として考えられるのが「リラックスしていつもの動きができなかった」という、なんともふわっとした話です。
しかしながら、この抽象的な原因こそが、レースで自分の能力以上を出せるか能力未満しか出せないかの明暗を分けるのだと考えました。
できなかったことの要因
動画を見ると顕著でしたが、腕振りは定まらず、上半身と下半身の連動が感じられませんでした。実力が足りなかったとは書いたものの、展開やゴールタイムを考えると決して勝負できなかったレースではありません。
むしろ戦えてしかるべきレースだったのだと、今では思います。この「いつも通りの動きができなかった」ということの原因は、やはり経験の無さからくる緊張感やそれによる準備不足の点が考えられます。
普段、準備や確認などは比較的入念に行うのですが、こと関東新人に関して今思い返すと、なんと粗末なものだったのだろうと思われます。前日刺激で競技場の利用時間を確認していなかったことや、当日のアップで想定より余裕がなくなるなど、大きな舞台で戦う経験が乏しいとはいえ、それを鑑みても未熟な点が多すぎます。
もう一歩深く考え、何故そのようなことになってしまったのか検討してみましたが、おそらく当日のレースのことで頭がいっぱいになっていたのだと思います。どうすれば予選で勝ち抜くことができるのかという、直接的な部分にフォーカスしすぎて、結果的にそこまでの過程がおろそかになり、実際のレースの動きに影響が出たのだと結論付けました。
近頃、昨年の秋ごろから取り組み始めた動きづくりのおかげもあり、課題だらけなりにもだんだんとマシになってきた身体操作でしたが、練習からレースになるだけで大きく崩れてしまうのが直近の悪癖です。動きづくりで定着させた動きを練習で、そして練習でできるようになってきたことをレースに落とし込むことが十分にできていないように思います。
これは、先ほども書いたようにレースの展開やタイムに囚われることが原因の大きな一翼を担っている可能性があるため、次回の田園競技会では、それら以上に良い動きをすることに焦点を当てます。
弱さと今後
PBを毎回出せる人がいない以上、大事な局面で最大限の力を発揮できる人間が最も強いと仮定すると、私は今回非常に弱い人間だったと言えます。
7月に出した自己ベストがまぐれだとは思いたくありませんが、同等の記録を安定して出せるようになってこそ、その自己ベストの数字は強い意味を持つのだと、陸上を始めてから5年目にして、ようやく気づきを得ました。
絶賛記録は伸び悩んでいますが、俺自身が悩んでいいほど、できる努力をやりつくしている訳もないため、これを契機に一層陸上競技に邁進したいと思います。意志薄弱な私ですが、今回の悔しさが近い将来実を結ぶことを信じて疑ってはいません。必ず自分が納得できる陸上競技をして見せます。
今後の活躍に期待していただくと同時に、意味もなく怠けていたらケツをたたいてもらえると助かります。
長くなりましたが、これ以上書いても進展がないように思われるため、書き終えます。長らくお付き合いいただきありがとうございました。レースの日の夜から、書いては消してを繰り返しているため、読みずらい部分や日本語のおかしい点があったかもしれません。何とぞご容赦いただけますと幸いです。
大敗を喫した私ですが、敗北は無意味を意味しないということを強く胸に刻み込み、先がある限り前を向いて走り続ける所存です。
最後は、私が陸上競技をやる上で最大の支えとなっている両親への感謝の意を表し、締めとさせていただきます。
ありがとうございました。
以上です。
失礼いたします。
2025/9/28 4439字
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